最新版フランス女の選択:40代+子作り願望ー彼氏はNon!=精子バンクへGo!?

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もちろん人それぞれではあるけれど、女性もアラサー&アラフォーに達すると、いくつかの言葉が脳裏をかすめるのではなかろうか?

そのなかの1つに「子ども」がある(と思われる)。

恋人を見つける、結婚する、というのは「ご縁」があればきっといつだってできるのだ。エイジレスである。

しかし女性にとって「子ども」を持つということは、バッチリ年齢に関係する。

そんなわけで、もちろん私にもやってきた。“30代女の危機、アラサークライシス”に陥った時期。

第1波は33才で数年付き合った彼との別れを迎えたとき。このときは結婚という高く厚い壁が私の前にたちはだかるのを感じた。。。

そして37才、既婚、子なしな現在、第2波の“アラフォークライシス”がついにやってきた。「子ども」である。

そんな折、友人アリーヌから聞いたとあるフランス人女性の「子ども」に関する話。。。

「子どもが欲しい」は親のエゴ?

リザは44才。パートナーとは大学時代の同級生で20年以上の付き合い。

2人で20年という歳月をかけて、たくさんの経験や感情を分けあってきた。

リザも彼も安定した職についており、2人ともそこそこの給料をもらっている。どちらも経済的に自立しているのだ。

リザの願いは愛する彼との子どもを作ること。しかし、彼は「子どもは欲しくない、子どもを育て一緒に住む生活は想像できない」の一点張り。「愛する私のために、いつか彼は考えを変えてくれるだろう」と信じるリザ。

それから時が経ってリザは43才になった。再度、彼と話し合いをするが、彼は変わらず「子どもはノン!」。

リザは真剣に考える。高齢出産だしリスクは高くなるけれど、それでも今ならまだ間に合う。出産はできる。子どもが持てる。

そして隣国スペインはバルセロナのとあるクリニックを見つけだす。リザに精子を提供し、人工授精を施行してくれるところだ。

フランス国内にも精子バンクはあるが、利用するのに厳しい制約がありリザの状況では利用が不可能だった。というわけで、リザと恋人はバルセロナへ。(彼は手術の付き添い役で精子提供者ではない!)

その後、リザは無事に元気な男児を出産。彼と新しくアパートを借りて同棲を始める。リザは「ひょっとして彼は変わるかも」という淡い希望も持っていた。しかし「子どもとの共同生活はやっぱりできない」と言い、彼はアパートを出る。出産してから9ヶ月経った頃だ。こうして20年以上続いた2人の関係は終わる。

今、リザは悩んでいる。彼との別れはリザをそんなに傷つけなかったけれど、子どもが大きくなったとき、自分の父親について聞かれたらなんて答えればいいのだろう?

我が子に愛情をたっぷりと注ぎ、経済的に不自由はなく、リザの勤務中は両親や親戚が面倒をみてくれるから子どもにさみしい思いはさせていない。

どうしても子どもが欲しかったリザ。そして望みを叶える条件が全てそろい、目的を果たした彼女。けれど今、それはエゴだったのではないか、と自分の欲望と倫理観のはざまで悩む。

「女の限界」に突破口はあるのか?

生物学的な違いから、男性は家庭を持ちながら仕事もバリバリしやすいが、女性は出産を考えるとリミットがある。キャリアとの両立はさらに難しい。頑張って仕事をしていたらあっという間にアラフォーだ。

アメリカではそんなアラフォーキャリアウーマンたちが精子バンクに駆け込み、子どもを授かるということが徐々に普及しているようだ。(*)

そんな女性たち、あるいはリザのような女性。恋人がいても価値観が異なり折り合いがつかない場合。精子バンクを利用し、母親1人で子どもを育てることは倫理に反するのか?

実両親による育児放棄や幼児虐待のニュースが目につく現代。子どもにとっての幸せな家庭って「両親がそろっていること」が条件?!進化する時代とともに女性の可能性を広げてゆける「常識」や「モラル」の再構築が必要だと思う。

*参考記事

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK23007_T20C13A7000000/

この記事を書いた人

さくら
さくら
フランス在住。怖いもの知らずで日本を飛び出し各国を漂流。おかげで路上での仕事もお城暮らしも経験。やっと最近落ち着いてきた30代。旅行、食、本、映画、音楽が好き。

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