日傘が怖いこにくです。
みなさんこんにちは!
雨の合間におひさまが元気に顔を出す昨今、街ゆく女性たちはみんな、日傘をさしておられますね。
紫外線避けに余念がございませんな。ほんとに日本の女性たちの美意識の高さときたら、あべのハルカスもびっくりでございます。
しかし、日傘を手に持つことがもうすでにめんどくさいこにくにとって、
道行くみなさんの日傘は凶器。
こっちは防御無しの素手勝負で丸腰ですから、あの鋭利な日傘の先端、目の高さやし、刺さるんちゃうかって思って、マジこわいです。
正味、あたまとか小突かれること、あります。
あれ、どないかならんですかね。傘のメーカーさん。怖くないやつ、お願いします。
あとお姉さま方もお手柔らかに。(なんで?)
あんときゃあ、ムカつきました。
さてさて。
こちらで記事を書くようになってからいろんなことに思いを馳せていると、何年か前にむっちゃムカついたことがあったのを思い出しました。
お読みいただいている方はお察しかもしれないですが、
こにくは、寝たいと思った相手には、寝たいということを正直に伝えて、なるべくすぐ寝るようにしているので、当然告白だとか付き合うだとかいうプロセスはすっとばすわけです。
そんなこにくの行動を近くで見ていた当時の女友達が
「こにくには愛のあるセックスをしてほしい」と言うてきよりました。
一瞬「?」と思ったのですが(怒りの瞬発力は鈍い)
じわじわと、むっちゃムカついてきました。
彼女の「愛のあるセックス」というのは「『彼氏』とやるセックス」という定義にすぎなかったからです。
くだらなすぎることを、上から目線で言われてマジでムカつきました。
「『愛のあるセックス』ってなんやねん?!
ていうか、お前そもそも『愛』って何かって真剣に考えたことあんのか?!!?
アタシより『愛とは何か』って真剣に考えたこともない奴がエラソーに『愛』なんて口にすんなボケ!!!!」
と、言うてやりました。
心の中で。
…だって女の子こわいんやもん!!!!
こにくのチキンっぷりが徐々に表面化されてきましたね(笑)。
でも、この彼女の発言は「思いっきり型にはまってしまった価値観によるイタイ『蔑み』」の典型例。
「愛のあるセックス」やなんて、ananかなんかの読みすぎとちゃいますかね。
ヘドが出そうなフレーズです。
なんぼ考えてもよく意味が分かりません。
(明確に説明できる方、いらっしゃったら教えてください!)
セックスはどこまでいっても単にセックスであって、そこに愛があるとかないとか、わけのわからん意味づけをするからまた、苦しまなくていいことで苦しむわけです。
終わったあと「またしたい」「また会いたい」と思えた、という結果であればそれは「いいセックスだった」ということになる、ってだけで、それもやってみなわからんし。
(逆に、やったあとに「あ、まちがえた」と思うことだってありますやん?だからってそこでヘコむ必要もないわけです。もう以降その人とはやらへんかったらええだけで。コンドームさえきちんとしとけば。)
彼女は、良かれと思ってこにくに言うたのでしょうが、
結果的に彼女の無意識のこにくへの軽蔑と、彼女の知性のなさを表面化させてしまいました。
そして、彼女との関係はもちろん薄れました。
「刷り込まれた価値観」と「無理のある善悪の判断」のハイブリッドはかなりキツイ
こにくは、こういう残念女子がどんどん減っていってほしいって思います。
こういう残念女子=「かくあるべき」にガチガチ固定概念女。
しかも、そういう女性は自分の言葉では語らず、どこかで聞いた、誰かに刷り込まれた価値観でガチガチなパターンが多いように思う。
だから、そういう女性がその「誰かの」価値観のもとに正義感を振りかざして語りだすと、こにくはけっこううすら寒いものを感じてしまうのです。
「あんたの本音はどこにあるん?」って、思ってしまう。
人は、ついつい、起きた出来事や他人に対して「いい」とか「悪い」とか、
ジャッジしてしまいがち。
そういうジャッジを下して、自分の中で出来事や人にラべリングしないと、やっぱりどうも落ち着かないのが人間の性(さが)なんやろうなって、思います。
でも、みんなの共通認識のなかである「善悪」って、9割が、時代や国が変わるとひっくり返ってしまうものだとこにくは思っています。
戦時中は、人を殺すことが善だったし
中世では、同性愛は悪だったし
そんなふうに挙げていくと、善悪の判断なんて本当にくだらないし、究極、「良い」「悪い」を決められる出来事なんかほとんどないんちゃうかって思う。
どうしたって、矛盾が出てくるから、善悪のジャッジは本来無理なことなんです。
だれのものでもない「あなたの本能」
だから、大事なのは「自分の言葉で、自分の価値観を語ること」やと、こにくは思っています。
自分が、大切やなと思うことや、自分が楽しいなと思うこと、自分が好きやなと思うこと。
そういう自分の基準や価値観を、築いていく必要があるわけです。
そこはいわば、「あなたの本能」とも言える部分。
外側からの「かくあるべき」にしばられない、むっちゃ魅力的な部分です。
人はだれもが誰かに褒められたいもの。
でも、その反面、自信満々な人なんていなくて、心のどこかでは「否定されるんじゃないか」っていう恐れは、絶対誰もが抱えてる。
そんななかで、「いい」とか「悪い」とか、ジャッジしない、っていうスタンスをとるのって、けっこう難しい。
でもそんなときこそ、善悪じゃなく、「あなたの本能」で、判断しましょう。
好きか、そうじゃないか。大切か、そうじゃないか。
好きだった場合(いいな、と思った場合)、その気持ちをあなたの言葉で伝えれば、相手はあなたの本能に触れるわけだから、かなりの確率でこちらを好きになってくれます。
「この人、きちんと自分を見てくれていて、きちんと話をきいてくれていて、本音を語ってくれてる」と感じたときって、
こちらもグッと突き動かされるもんがありますやん?
そして、逆に好きじゃない場合でも、露骨に「無理」とか「あり得ない」とか「理解できない」とか、言うのはやめたほうがいいですね。
否定系のネガティブワードは、嫌われるだけでなく、知らない間に誰かを傷つけていることもあるわけです。だから、かなり罪。
これ、けっこういろんなとこでやらかしてもーてる人、います。
わかりやすい「空気読めない天然ちゃんのボケ発言」だけじゃなく、
悪気なく友達が発したひとことに、自分でも想像しなかったくらいハートがえぐられちゃった経験、きっとあなたにもあるはずです。
もちろん自戒も込めてだけど、そうなってしまうと、「(悪気なく)傷つけた側」と「傷ついた側」の関係を深めることはもう、絶望的ですよね。
「わーーーー。無理。」って思っても、
なるべく「そんな人もいるんだね」「それはそれでいいんじゃないの」くらいのスタンスを保てると、いいですね。
それだけで、「否定されるんじゃないか」っていう恐れを相手から取り除けるわけだから、とても安心してもらえます。
まあ、難しい時もあるけど!
だからこそ、刷り込まれた誰かの価値観に振り回されないで、
かつ、想像力もフル稼働させて、ものごとも人も「善悪のジャッジはしない」でいる。
そのままを、認める。
超むずかしい!!(笑)
でも、それができたら超モテます。
「かくあるべき」という、だれかから刷り込まれた価値観にしばられないでいると、モテます。
(余談ですがこにくは、壇蜜が世の男たちを骨抜きにしたのは、この「どんなことも、どんな人も、ひるまずに受け入れてくれそう」な雰囲気を醸し出しまくりだったからだと思っています。)
彼女はなんと言えばよかったか
まあ、そんなこと言いつつ、目下、こにくも修行中!!!
こんなところでもと友人をディスるアタシもまだまだ修行がたりません!!
ただ、その友人も、悪気があったわけじゃなく。
限りなく偽善に近いですが(苦笑)、一応私のことを思って言うてくれてたのは、わかる。
「じゃあ、なんと言うてくれてたら、逆にアタシはうれしいって思えたのか」と、考えてみました。
うーん………。
「こにく、避妊と病気の予防はちゃんとするんやで。」
かな。うん。これなら愛を感じるわ。
では、また!
この記事を書いた人

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遅咲きモテ系30代・広告クリエイティブ職のわりと肉食な女。独身。
お酒と仕事と下ネタと、人生を豊かにしてくれるカルチャーが大好き。
もと「こじらせ」で小デブ。関西在住。
愛と笑い溢れる世界になるように、今日も空きっ腹でビールをイッキ飲み。
一番大事なものは健康。
3件のコメント
Pingback: モテ大人には○○がない!あなたはちゃんと「大人」ですか?
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こにくさんとお友達の 愛 について温度差があるのと同じように
こにくさんと お相手の男性の 愛 についても温度差があるのではないかとおもいました。
日本はフランスとは社会環境が違うので。
こにくさんは 愛 についてこにくさん独自の価値観をお持ちのようです。それはそれで良いことです。
しかし日本の男性に こにくさんと愛の価値を共有できるかたがどのくらいおられるのか疑問です。
お友達のことばの真意は、愛 についての定義にあるのではなく 男性側の思惑についてご心配なされたのでは
ないかと愚考いたしました。