お茶の間も凍りつく!!驚きのCMにみるフランスのセックス事情

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フランスは23時。

W杯の何戦だったか忘れたが前半戦が終わってハーフタイムになり、嵐のように流れてくるCMを何気なく観ていた私たち夫婦の背筋が凍りついた。

大手コンドーム会社durexのCMである。

女性のリアルな夜の悩みを公共の電波に乗せて

向かい合って座った女性カウンセラーに30代のカップルが相談。

口火を切るのは彼女のほう。「子どもを出産してから体が全く反応しなくなっちゃって、、、」

明るくさわやかに夜の生活の悩みをリアルに語り出す妻にカウンセラーはあるアイテムを提案する。

「あなたみたいな女性のために開発されたこのジェルを使ってみて!」そして製品の良さを説明しだす。

妻「うーん、興味はあるけどセックスショップに行くのはちょっと。。。」

カウンセラー「大丈夫、この製品ならその辺のスーパーでも売ってるのよ!」

旦那「あ、そうなんだ。だったら試してみよっか?」

 

一件落着めでたし!なムードでジェルをでかでかと映し出しCMは終わる。

 

遅い時間帯とはいえワールドカップ。家族団らんで観ていて気まずくなった家庭も多いのではと想像する。

女のリアルな悩みにピンポイントな製品のCMである。動揺を隠せなかった私も1人の女性である。

女性の快楽?興味あるぞっ!というわけで、フランスセックス事情について、まずは避妊編から。

ちなみに、フランスのセックスは音響効果もすごいんですよ〜。

 

フランス女性の多くが服用するピル

フランス厚生省がまとめた2010年のデータによると、15才から34才のピル服用者は70%にもなる。

35才から50才はピルと同様にIUD(避妊リング)使用者も多くそれぞれ40%ほどだ。

現代のフランス女性の生き方、輝いてますが、昔は抑圧されてました。

女性を解放したピル

1960年代後半まで宗教的理由を根拠に避妊行為が禁止されていたフランス。

フェミニズム運動も加速した70年代、法律の改定によりに避妊が認められピルやIUDが普及。

仏映画「主婦マリーがしたこと」をご存知だろうか?占領下のフランスで平凡な主婦が近所の娘の堕胎手術を行い、その後口コミで堕胎希望者が彼女の元を訪れるようになる。

実話がもとになっており、避妊行為を禁止する社会により女性がいかに弱い立場に立たされていたかがよくわかる。

すでにピル離れが始まっている?

避妊の主導権を女性に握らせたピルはまさに女性の人生に革命を起こした。

避妊ができる。さらに女性も快楽をえやすい!という理由でピルは広まったが、第3、4世代ピルを服用し死亡事故や体に不調を起こした女性が続出。静脈血栓症を引き起こすリスクがあるとして話題になったのは去年の話。

最近のデータではピル離れが始まっているとのことだ。

さらに女性の解放が進んだ先で最近ちらほら聞くのは精子バンクのテーマ。

図書館でも買えるコンドーム?

コンドームは避妊用具というよりもHIV予防のためのものという認識も強く、前出のデータでは全年齢を対象にしたコンドームの使用者率は10%程度とかなり少ない。しかしピル騒動以降、コンドームの使用者が増え続けているらしい。

そのコンドームであるが、専用の自動販売機が図書館やスーパーのトイレ内、地下鉄の通路などに設置されているのをよく見かける。

フランスの大都市は盗難も多く自動販売機の類いはあんまり設置されていないのであるが、コンドームの自販機はなぜかけっこうあるのだ。

と思って少し検索したら出てきた、コンドームの自販機設置場所を教えてくれるアプリ「緊急な必要(Besoin urgent)」。

カップルでパリに来られる方におすすめしたいww

 

参考URL:

http://www.inpes.sante.fr/70000/dp/11/dp111026.pdf

http://www.liberation.fr/societe/2014/05/13/les-femmes-se-detournent-de-plus-en-plus-de-la-pilule-contraceptive_1016055

http://parisapps.paris.fr/content/besoin-urgent-distributeur-de-préservatifs-2

 

この記事を書いた人

さくら
さくら
フランス在住。怖いもの知らずで日本を飛び出し各国を漂流。おかげで路上での仕事もお城暮らしも経験。やっと最近落ち着いてきた30代。旅行、食、本、映画、音楽が好き。

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