あなたは「チーズ無しのピザ」はOK?店員の一言に夫婦揃ってキレた!!

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現在バカンスシーズンまっただ中なフランス。

私は旦那と自転車でブルゴーニュ地方の運河沿いを1週間かけて旅行した。

そう、自転車おばちゃん&おじちゃんである。

フランスではサイクリングは人気がある。老若男女、多くの自転車野郎、失礼、サイクリストというの?自転車で旅をしている人をたくさん見た。

 

夏の日本はあっつすぎるかも知れないが、自転車の旅はおすすめだ。公共の交通機関では行けないところも車で入り込めない狭い道もスイスイ通れて、景色がぱぱっと移り変わり、全身に風を感じられて最高である。(といっても日焼けが嫌なので両目以外の顔面を布と帽子で覆っていて、すれ違う人たちにものすごい怪しまれてた私だが。。。)

レンタサイクルがある知らない町にぽーんと行って半日でも数時間でもぶらり旅などどーでしょーか?

さて、旅行中は毎日違う町から町へと移動していた。どこも初めて訪れる場所でキレイだなーとかおいしなーとか好印象を持ったのだが、お恥ずかしながらある町で遭遇した女に私も旦那もキレてしまい、結果その町の印象自体がガタ落ちしてしまったという残念な出来事があった。

チーズなしのピザがあってもいいじゃないか。自分の好みの押しつけはやめろ!

とある町で夕食を食べることになり、手頃なイタリアンレストランでピザを注文したチーズ嫌いの旦那。

いつものごとくウエイトレスに「チーズなしでお願いします」と付け加える。

ウエイトレスは「シェフの命令でチーズを抜くことはできません」とかなり高圧的に言い放つ。そして私たちがキレた「チーズなしのピザなんて、、、」との一言。

すかさず旦那は「いやでも僕のイタリア人の友達はチーズなしのピザを作りますけど」と反論。

結局ピザの代わりにサラダを注文。店を出てってやろうかとも思ったが、時すでに遅しでここを逃したら夕飯抜きの可能性が高かったので背に腹はかえられぬ、怒りを抑えてその場にとどまった。

私だってチーズは大好きだし、初めて彼のチーズ嫌いを告白されたときは「うっ」となった。

チーズや乳製品がダメとなると、料理の幅もぐっと狭くなって辛い。

なんたってせっかくチーズの国フランスにいるんだから色んなチーズを食べ比べてみたかったさ、、、てな話、友達同士でカフェでくっちゃべってんじゃないんだから、

「ピザにチーズなしなんて考えられない」って、

お前のその価値観を他人に投げかけてくるな、ボケー!

というか、お前、接客中だろがー!

百万が一お前にとってはチーズなしのピザはなしでもそれは腹の底に閉まっとけ!という具合に私と旦那はキレてしまったのだった。失礼。

 

自分の価値観が絶対的で他人の好みを尊重せずに否定するって、これはもう罪である。でもまあなるべくフェアでいたいし、人を信じたい。彼女がこんな言動をとった理由はもしかしたら他にあるのかも知れない、と旦那と考えてみた。

なぜに「チーズなしピザはありえない」発言に至ったのか?

仮説1:店がかなり混んでいてイライラ。

仮説2:ピザは冷凍ものを使ってるからチーズ抜けない。でも「うち、冷凍ものなんで、チーズ抜けませんね、えへへ」とか言えない。

仮説3:生理、PMSでイライラ

仮説4:プライベートで嫌なことがあって八つ当たり

仮説5:実家、あるいは嫁ぎ先がチーズ屋でチーズを心底愛している

って大した仮説が立たなかった。。。失礼。やっぱり彼女なりの理由があって「ピザにはチーズだろう」って思ったとしてもそれは心の中に留めておいてほしかった。

 

これはほんの小さな出来事なのだが人のあり方を見事に示していると思う。

あなたのなかにある価値観や常識、当然のことってほかの人には全く通用しないことがある。

個人レベル、集団レベル、国家レベル、たくさんの階層での枠組みがある。そしてその枠組みが視野の狭さという限界を作ってしまう。

結果として、ピザ屋の女性のように「チーズなしのピザなんてありえない」となってしまうのだ。

人との違いを認めてこそ自分らしい生き方ができるのではないかなと思うのだが。

 

限界枠を広げるには、とにかくいろんな人と出会ったり、いろんなブログを読んだり、文化芸術系に触れたり、新たなことを経験したり、あるいは、同じものでも違った角度から考えてみるとかいろんな方法があると思う。

 

探究心を持ってアンテナを張り巡らせて新しいものに触れて自分の限界枠を押し上げてゆこうではないか!

 

ものごとを決めつけるのはひとまずおいといて、とりあえず新しいものに出会ってみよう。

というわけで、知らない町でのサイクリング、どうでしょーかー?って、これ私が今1番したいことだった。これこそ価値のおしつけ?いや、そんなにお金もかからないし、いろんな意味でエコだし。いいっしょ(汗)

この記事を書いた人

さくら
さくら
フランス在住。怖いもの知らずで日本を飛び出し各国を漂流。おかげで路上での仕事もお城暮らしも経験。やっと最近落ち着いてきた30代。旅行、食、本、映画、音楽が好き。

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