恋の季節ですね。こにくです。
先日、前職の広告代理店での上司である大好きだった本部長と道ばたですれ違いました。
ていうか、川一本隔てただけの超ご近所ですので、わりと高確率で出会っておりましたけども。
この本部長、47歳バツイチ独身でございますが、
老若男女上司部下問わず、とってもおモテになる素晴らしき「人たらし」なお方でございました。
本部長 「俺、やるときゴムつけたことないねやんかー」
こにく 「まじですか?ダメですよゴムはつけないと!」
なんていう会話が普通にできちゃう、下ネタ大好きやんちゃおじさまでございました。
でも、「ええか、広告っていうのはな」っていう深い話もしてくれはる、ほんまにこにくが大好きな、てか、みんなが大好きな本部長でした。
そんな本部長との会話をふと、思い出しました。
本部長 「こにくちゃん最近どうなん彼氏、あ、セフレ?」
こにく 「セフレてww(そこまでドライじゃないわい!)や、うまいこといってますよ。仲いいですよ。」
本部長 「でも自分、ほんまむっちゃ『都合のいい女』やんかー」
こにく 「いや、そんなん、こっちこそそのほうが都合いいですから!」
本部長 「……まあ、そうやんなぁ。せやねんなー!」
こにく 「そーですよ!」
はい。
そうなんです。
「都合いい女」最高!!!説を、こにくは本日、高らかに宣言したい!
「都合のいい女」の出来上がり方
「都合のいい女」ときいて、あなたはどんな印象を持つでしょう?
どういう女を「都合のいい女」と定義しますか?
→男がセックスしたいときだけ連絡してきて、それに応えてよろこんでホイホイ出て行って、セックスが終わったらもう用済みの女。
みたいな感じでしょうか。
嫌ですか?
しかしね、これ、行動だけをなぞれば、普通の友達でも、そうじゃないですか??
→友達が飲みたい!って時に急に連絡してきて、うれしくて仕事早めに切り上げて出て行って、飲み終わってじゃあまたねバイバイ。
行動は、同じですよね。
いきなりだけど、会えるかも!って感じで急に連絡してみる
→連絡来た側、都合が合えば、ちょっと調整してでもせっかくだし嬉しいし行く
→会う。
→やることやって(ごはんとかおしゃべりとか)終わったら「じゃあね」
そう、「都合」なんて、良くなきゃ友達でも成り立たない訳ですよ。
みんながみんなの「都合のいい相手」だからこそ、友人関係も成り立っている訳です。
誘うたび「無理」って返答ばっかりだったり、こっちが都合悪いのに無理矢理予定をねじ込んでくるような奴では、
友人関係は築けませんね。
そう、「都合いい」は、人間関係において「普通」なのです。
じゃあ、なぜ「都合のいい『女』」になるとアカン感じになるのか?
「都合のいい女」は共犯で生まれる
正常な「都合のいい関係」にあって、アカン方の「都合のいい関係」にないもの。
それは、相手に対する「尊重」です。
誘われた側が都合が悪かった場合、誘った側は「そうなのか、わかったよ!じゃあ、また次の機会にね!」と、
相手に対して理解を示しますね。
誘われた側も「ごめんね、またね!」と、なります。
しかしこれがアカン方の「都合のいい関係」の場合、
誘った側が「…ちっ。なんでやねん(怒)」と、キレ気味になるというパターンが、往々にしてあります。
ここに相手に対する「尊重」はありません。
完全に蔑まれていますよね。
しかし。
これ、蔑む側(誘った男側)に問題があるかというと、100%そういうわけじゃない。
アカン方の「都合のいい関係」は、蔑む側(誘った男側)と、
その蔑みを受け入れてしまった、「蔑まれる側」(誘われて断った女側)がいて、はじめて成り立つから。
言うてみれば、アカン方の「都合のいい」関係は、「共犯」なんです。
「蔑む」という罪と、その「蔑みを許した」という罪の。
被害者と加害者の両者が揃って成り立つ「共犯」と言っていい。
蔑ま「せない」ことが大事。
こにくも、今いるボーイフレンドのなかには、完全なるヤリチンがいます。
彼とはもう出会ってからは8年くらい、セックスするようになってからは4、5年の付き合いになると思いますが、
先日、ふと思い立って、ここへきて初めて「今までやった女何人?」と訊いてみました。
ヤリチン彼 「知らん。もう数えてへんけど、みんな100人斬りスゲーとか言うけど、100人とかはすぐいくよな」
こにく 「ほぉおお。じゃー200人いってる?」
ヤリチン彼 「いや。そこまではいってへんのちゃう?」
こにく 「ほえー。じゃあ間とって150人くらい?」
ヤリチン彼 「んー。そんなもんか?わからんけど」
という、そこそこ立派なヤリチンです。
そんな彼と、セックスするようになった最初のころは、
まだこにくはこじらせ度合いが強めで、モテ度も今より80%くらいOFFでございましたので、
寝るたびに気持ちまで引っ張られてしまうという、純粋でイタい部分も多分に持ち合わせておりました。
ですので、ヤリチンの彼のことですから、
「ヤったからってほんまにハマんなや。めんどくせえ」ってとこだったでしょう。
「最近彼女ができてさ(と、彼女との写メを見せてくる)」とか、
「セフレはお前含めて3人」とか、
「お願い。金貸して」とか、
言われてこにくはまともに傷つき、心をかきみだされておったのです。
もう完全なるアカン方の「都合のいい」関係ですね。
蔑まれっぷりも半端ないです。
ですので、気持ちが引っ張られないように、
彼とのセックスを「1回やったら3ヶ月は空ける!!」とかって
自分のなかで歯を食いしばりつつルールを決めたりしておったのです。
健気!!!(泣)
てかイタイ!!!!!!
もう、思い出すだけでも苦しくなります。
しかし、彼との関係も切れたりまたつながったり、のらりくらりとしておるうちに
こにくにもさまざまな出会いや経験や心境の変化もあり、
この痛々しい関係を、彼の存在自体は変えることなく、
お互い笑い合いながら楽しく付き合える関係へとシフトさせることができたのです。
そのポイントは、ふたつ。
アカン方脱却の第一歩は「主体性」
ひとつめは、彼に蔑まれていたとして、それを「受け入れない」という姿勢を持つようにしたんです。
具体的に言うと「売られたケンカを買わない」方式。
彼の「お前は俺のことが好きなんやろ?しゃーなしでやったるわ。ほれほれ。」←蔑み
これをまともに受け入れないようにしたのです。
ケンカって、売られた方がソレを買っちゃうと、はじまりますやん?
ソレと同じで、前述のように蔑みも同じ。
蔑みを買っちゃうと、アカン方の「都合のいい関係」の出来上がり。
だからこにくが取った姿勢は
「いやいや。なに言うとんねん。あたしは、あたしが、あんたとセックスしたいから、やるねん。」という主体的な姿勢。
相手を待たず、自分を犠牲にせず、自分の正直な希望のもとに行動する、という
先日の「こにく的速攻お誘い」のときと同じ能動的なスタンスです。
そして都合が悪いときは潔く引く、という姿勢もセットで。
もっと分かりやすく言うと、「彼の誘いを待ってる悲劇のヒロイン」をやめたっちゅーことです。
ていうか、この苦い経験があったから、「待たない」というこにくスタンスができたのかもしれない(と、今ふと気づいた)。
この能動的な姿勢でもって彼に臨むことで、「自分がこの行動を選んだ」という主体性が生まれると同時に、
「○○された」という被害者意識が薄れますので、「共犯関係」は成立しにくくなりますね。
彼からの「蔑み」という刺激はあっても、
それにどう反応するかは、自分で選択できるということです。
これ、確か、かの自己啓発本の金字塔「7つの習慣」のどっかにも書いてありましたね!
これが脱却の第一歩。
もうひとつは「感謝」
そしてもうひとつは、「感謝」。
こにく、そのヤリチンの彼との、砂をかむような関係の中にいるときに気づいたことがありました。
それは、なんてことない、
「そもそもアタシが彼を蔑んでた」ってことでした。
「このヤリチン、どうせほかにもいっぱい女と遊んでんねやろ」
「『女なんかちょろい』って思てんねやろ」
「自分はモテるって思てんねやろなー。さむー」
とかとか、ね。
軽ーく馬鹿にしとったわけです。
体も気持ちも引っ張られてるのだけど、頭では彼を馬鹿にしているというとっても歪んだ状態でした。
そら、こっちが蔑んどったら向こうにもそんなん伝わるわ。
蔑まれて当たり前。
そこに気づいたとき、
「素直になろう。なんだかんだ、好きやからヤキモキするねんし。
ほんで、よう考えたら、彼女もおんのにアタシともヤってくれるなんて、
仕事で疲れてきっとムスコも疲れてんのにヤってくれるなんて、
むっちゃ感謝やん」
という、彼への感謝の気持ちがわいてきたのでした。
ヤってくれて、ありがとうと。
そうすると、彼の「お前、なんだかんだで俺のこと好きなんやろ?ああん?俺しかおれへんねやろ?」という上からな態度にも
「せやねん…てへ♥︎」
という素直な態度で対応することで、彼の出方も変わっていったのでした。
キョドる彼
彼も、私の歪んだ態度にそのまま反応し、とても肩に力の入ったやりとりをしていたんだな、と気づいたのです。
人間関係は鏡、とは良く言ったもの。
自分のやったことがそのまま返ってきてたんやん、と思ったとき、ほんとに彼に対して「ごめんね」って思ったのでした。
もっとリラックスして素直になろうと思ったのでした。
そして、彼一人に多くを望むまいと。
セックスしてくれるだけで十分やないかと。
(ヤリチンだけあって、けっこうなお手前やしね!)
そう思って、こちらがシンプルに素直に「ありがとうね」っていう気持ちで接し始め、
「あたしは●●(ヤリチン彼)のこと好きやで!」と言うと、
彼は「(ちょっとビックリする)…あぁ、ありがとう…」と、
いままで一度も見せたことのない、素のびっくり顔をしておりました(笑)。
でもそれがあってからは、とってもリラックスした仲良しセフレ関係が続いております。
女友達との「ごはんいこ~。今夜空いてる?」「うんいいよー!」的なやりとりそのままに。
「今日したーい!いい?」「オッケーやで★」みたいな感じです。
彼からのお誘いももちろんありますが、ダメなら普通にリスケします。
基本、当日お誘いは無理よと教育しておりますので、すこしずつ彼も矯正されてきております。
そうして、彼とは正常な「都合のいい」関係に無事シフトすることができたのでした。
「都合のいい女」も、なりきれば究極のモテ女
こにくとまったく同じって状況の人はあまりいないかもしれないけど、
いま恋愛において苦しい状況にいるっていう人は、自分が彼に対して抱いてる気持ちの中に
「恨み」「蔑み」「苛立ち」そして意外にも「嫌悪」なんかが混ざってないかって、
よーくよーく観察してみた方がいいと思います。
それがそのままあなたに跳ね返ってきてるだけかも。
そしてこにく、上記のような自分の気持ちを切り替えるだけで、主体的に楽しむ「都合のいい女」になったわけですが、
これ、ぜひおススメしたい。
男性の欲望や願望やわがままさ、幼さ、バカさを理解し、かつ受け入れて褒め、
楽しい会話とセックスで心身共に満たしてあげる。
そして自分から彼には多くを望まない。
これ、とことんまでやると、究極の「都合のいい女」=「超モテ女」です。
なぜ女性のみなさんやらないんですかね?
減るもんじゃなし。
基本、男ってとっても優しくて弱い生き物ですやん?
せやからなんぼでも、男性の願望を叶えてあげたらええのに、ってこにくは思うのです。
こにくは、惚れっぽいもんで、「好きやわあ♥」と思う相手には基本的にこういったご奉仕スタンスで臨むのですが、
その場合、まずマトモな大人の男であれば、こちらをアカン方の「都合のいい関係」に持ち込もうとなんてしません。
もし、仮に間違えてアカン方の「都合のいい関係」に持ち込まれそうになったら、
前述のように「いやいや、なに言うとんねん」と、
相手の蔑みを突っぱねればいい。
そんな相手は惚れる価値もないから、縁を切ってもいいですよね。
これがすっごく大事ですよ!!
こにくの定義する「都合のいい女」は、「相手の言いなりになる女」とは全く違います。
しっかり自分の尊厳は守った上で、
相手に対するご奉仕を、ケチったらあきません。
ケチな女はモテまへんえ!
相手にしてほしいことがあれば、まず自分が相手に差し出しましょう。
愛が欲しいなら愛を。
理解が欲しいなら理解を。
減るもんじゃなし。なんなら増えるんちゃうかと思います。
モテ力の好循環ですね。
このご奉仕スタンスはもちろん愛ですよ。無償の、無条件のね!
見返りを期待してたら、モテまへんえ!
だから、「都合のいい女」って最高なのです★
こんな女が増えれば、この世の中さえよくなっていく気がする。
冗談抜きで。
こにくは、おかげさまでこのご奉仕スタンス、大好評でございまして、
先日出会ってさっそく「好きやわあ♥︎」と思った素敵な男の子から
「こにくは女の鑑!!!」なんていう最上級の褒め言葉を頂戴しました♥︎
ま、相手ベロ酔いやったけどね!!
では、また!
この記事を書いた人

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遅咲きモテ系30代・広告クリエイティブ職のわりと肉食な女。独身。
お酒と仕事と下ネタと、人生を豊かにしてくれるカルチャーが大好き。
もと「こじらせ」で小デブ。関西在住。
愛と笑い溢れる世界になるように、今日も空きっ腹でビールをイッキ飲み。
一番大事なものは健康。
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とても素敵な記事に出会えて元気が出ました!ありがとうございました!
いま考えていた事が書かれていてビックリしました。都合のいい女になりたくないというのはケチさから発生する思いなのか?というのと、大事にされながら都合の良い女になるのは矛盾しないのでは、と考えていたのです。少し答えが見えてきました。
人間関係見返りあってなんぼじゃと
誰もが本心では思っているんだと思います
私もそうです
こんなに尽くしてるのに
こんなに思ってるのに
なんで優しくしたくれないの?とかね
夫婦関係が行き詰まり
愛って?好きってなんだ?
結局私は私に都合が良い相手が
好きなだけなのか?!
と真剣に悩んだときに
こにくさんのこの記事に出会いました
相手は自分の鏡
これ、ついさっきまで理解してる
「つもり」でした
こにくさんのおかけで
ストンときました
この心境にまできた
自分も褒めてあげたい
こにくさんに感謝です!
自分の考えてた事と全く同じ考えの方にはじめて会えた気がします!!すごくうれしいです!ありがとうございます!