ブスは女の不幸の原因にあらず

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それは学生時代のこと。
ガラクタを寄せ集めて顔を作ったような同級生がいました。

彼女を村下さん(仮名)としましょう。
村下さんのエラは片桐はいりさんよりも張り、
両目は草食動物のように離れ、
鼻は真ん中から押しつぶされたように広がって上を向き、
唇はへの字状態。
肌はニキビだらけ、髪は天然パーマのクリクリでいつもぼさぼさ。
一般的に「ブス」と呼ばれる属性にずっぽりと入っておりました。

はっきりモノを言う発言が、一部の男子学生からは激しく嫌われ、まだ十代なのに「一生独身だ」とか「ハイミス決定」とか陰で言われていました。

私も心の底で密かに思ったものです。

「私は村下さんよりブスではない」
「村下さんに彼氏などデキるわけがない」

美人からどんどん彼氏がデキていきましたし、
テレビや雑誌からはブスは女にあらずというような情報が溢れかえっていましたから、ブスは彼氏ができないという固定観念が頭の中でできあがっていました。

一年後・・・

それが、一年後。

村下さんが学生結婚したという情報が飛び込んできました。

「え? 人違いじゃないの?」
この情報を聞いた当時の同級生たちは皆、そう思ったに違いありません。

しかも、お相手は医学部を卒業してインターンになった医者の卵。

医者は選民意識が強いヒトが多いから、美人で頭の良い女性しか選ばないと思っていたので、頭を後ろからガツンと蹴られたようなショックがありました。

旦那様の研修先に付いていくために、休学届けを出しに学生課にやってきた村下さんとはち合わせた私は彼女が名字が変わった証拠を書類から確認。
当時、モテとは、ほど遠い暗い学生生活を送り、彼氏もできず悶々とした日々を過ごしていた私に、納得できない現実とブスでも結婚できるという一筋の光を見せてくれました。

一時「下手物同士の結婚」と噂されましたが、旧姓村下さんの旦那様を見たというヒトの情報では、「普通のまともな男性だった」らしい。。

女の幸せは見た目では決まらない

という新事実が私の中に新たに加わりました。

失敗した人

それから数年後。

化粧の濃い、派手な女性と私は知り合いました。

彼女をタカコさん(仮名)としましょう 。

タカコさんは、東京近郊の県に住んでいたのですが、お見合いパーティーをするために戦車のようなデカい外車で3時間くらいかけて毎週のように都内に通っていました。

どうやらお見合い相手は医者か医者の卵たち。

タカコさんは医者とどうしても結婚したいと頑張っていました。

タカコさんのお父様は製薬会社の営業をしているMR。
毎日お医者様と接してその仕事に対してリスペクトしていたため、娘には是非医者と結婚してもらいたいと思っていたようで、タカコさんの願いとお父様の願いが一緒になって、親子で医者を狙っていました。

しかし、タカコさんは何年経っても医者と結婚することができませんでした。
とうとう30歳を目前にして医者との結婚を断念。
その後、音信不通になり、彼女がどうなったか残念ながら分かりません。

なぜ村下さんは医者と結婚できたのか?

私はガラクタを寄せ集めたようなブスな村下さんは医者と結婚できたけど、わりと男性受けするタカコさんは医者と結婚できなかったのか?不思議に思いました。

何が二人の明暗を分けたのか?

何が二人の明暗を分けたのか?

仮説を立ててあれこれ考察してみました。

仮説1

村下さんは医者ではなく一人の男として旦那様を見ていた、
タカコさんは、医者として男を見ていた
この二人の視点の違いが、お相手に伝わった

仮説2

村下さんの旦那様は村下さんのような女性が好みだった
タカコさんは相手の好みよりも一般的な男性受けを狙った
村下さんは一人のヒトに選ばれ、タカコさんは誰からも選ばれなかった

仮説3

村下さんのテクニックが半端なかった
タカコさんは当たり障りなかった
村下さんは知能と肉体をフル稼働させたけどタカコさんは出し切れなかった

仮説4

村下さんは相手の気持ちを一生懸命考えて行動した
タカコさんは「私は特別、スゴイ」アピールを出しすぎた
相手の気持ちを優先する村下さんに対してタカコさんは自分を主張しすぎてしまった

などなど。。。

まとめ

ブスは女の不幸の始まり

のように世間では言われています。

そして自分のモテなさや不幸の原因を顔や容姿のせいにしがちです。

村下さんのような特殊な容姿を持った人物の結婚の事例から、私たちが学ぶべきことは

ブスは、女の不幸の原因ではない

そんな真実ではないでしょうか?

この記事を書いた人

はなび
はなび
東北生まれの純和風女子。子どもの頃「猫のように生きる」と決めて本当に猫のような暮らしを手に入れる。野良猫だろうと飼い猫だろうと、彼らは私の人生のお手本です。自分勝手でわがままで自由奔放を堂々と貫き通しています。温泉をこよなく愛し、全国の湯治場に出没中。

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