職場でも個人の自由や権利を大切にするフランス人に学ぶことは多い

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みなさま、ぼんじゅ〜る!

 

来週日本から友達が遊びにくるんですが、

ストライキ中のエールフランス便なので、運行状況を確認するために電話しました。

そこで「フランスらしいなー」という対応をされちゃいました。

エールフランスのおっさんはエールフランスの社員である前に1人の人間である。

「今、おたくの会社ストライキ中ですよね、それで、、、」

と言いかけたところで、すかさず相手のおじさん、

「いえ、ストライキやってるのはパイロットだけですから」って、ドヤ声。

 

日本だったら第一声でお詫びの言葉が聞けそうですが、ここはフランス。

 

「あんたこの会社の社員なんだから会社を代表して詫びろ!」っていう論理は通用しないし、

なんなら「問い合わせの電話が殺到して、こっちも迷惑してます」的なことを

ヘーゼンと返してくることもあります。

 

一言でも謝りの言葉が聞ければ怒りも和らぐってのが人間の心理だと思うんですが、

フランスでは「社員も客も同じ一個人」という考えがまかり通ってます。

お客さん(私)に直接迷惑をかけているのはスト中のパイロットの同僚なので、

電話対応したおじさんが個人的に私に謝ることはないです。

なんなら「自分も大変なんだよ」ってお客にアピールするほどです。

この感覚、すごいですよね。

 

客としてはムカつくんですが、でも働いていても個人でいることが尊重されているフランス社会は、

ガチガチな日本企業でOL経験のある私にとってはいいなって思います。

会社組織と個人が同化して一色にならずに、

個性の異なる一人一人が集まっていて、凸凹感があります。

 

たとえば、「はい、チーズバーガー1つですね、ニコッ」ってなるのが日本ですが、

このニコッのスマイル部分は対応する店員次第で激変するのがフランスです。

愛嬌の良い人もいるしブッチョー面な人もいる。

みんな「素」すぎます。

感じの悪い店員に当たるとムカつくんだけど、それも含めて対応が自然体なので、

私はフランスのこういう人間っぽいところが好きです。

権利主張が大好きなフランス人

フランスは一般市民が団結して、マリー・アントワネットやら王様やらの首をちょんぎって

王政打倒に成功した国です。

人権とか個人の自由をゲットするためなら、人々はものすごい勢いで結集します。

自由や権利のためなら給料減っても仕事ほったらかすし、他人に迷惑かけても関係なし。

社会の中で個人として自由に生きること、平等であること、権利なんかをストライキやデモ行進で、

社会にモーレツにアピールします。

 

そして、ストライキをするのは労働者の権利だし、ストによって誰かに迷惑をかけても

ストを起こす当事者の権利は尊重されます。

 

権利、権利ってうるさいんですが、そのおかげで、自分らしくいられる権利をたくさん勝ち取っている社会です。

そんなフランス人のように図太くなれ!

そんなフランス人からあえて日本人が何かを学ぶとするならば、

この、人に迷惑をかけることにひるまず、飛び出した杭となって他から打たれるのを怖れずに、

「これは手に入れたい」と思う権利を社会に要求する図太い根性、

そして、「私は○○会社に属した社員である前に一人の人間である、ドヤ!」

っていう個人にフォーカスしたメンタリティだと思います。

じゃないと窮屈な日本社会がいつまでも変わっていきません。

 

自分の権利を追求することが、当事者以外の賛同を得たり、ほかの人にとっても幸をもたらすことがあります。

PACS(パクス、フランス婚)はその代表例。

もともとは同性愛者が起こした運動で、それにフェミニストが賛同して社会が動きました。

もちろんパクス反対のデモも激しく起こったんですが。

 

おかげで今では、同性愛者だけでなく異性愛者もフランス社会で「自分らしい」生き方を実現しやすくなっています。

 

PACSについては今度書きますね!

 

ではまた、a bientôt!

この記事を書いた人

さくら
さくら
フランス在住。怖いもの知らずで日本を飛び出し各国を漂流。おかげで路上での仕事もお城暮らしも経験。やっと最近落ち着いてきた30代。旅行、食、本、映画、音楽が好き。

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