ボンジュール!
DVDで「セックス・アンド・ザ・シティ」を見返すことが夜の楽しみになっているmuguet de maiです。
キャリーが「パリ!パリ!」って騒いでいることで気づきましたが、パリという街、そしてフランスという国は、芸術、モード、グルメとか、はたまた手厚い社会保障など色々な面で良いイメージが前面に出ていると思います。
実際は、失業率が高いとか移民問題とか深刻な問題もたくさん抱えてるんですけどね〜。
それでも、ガールズはもちろん、老若男女多くの人の心をがっちり掴んでいるようで、観光大国になってます。
では、こんなふうに世界中の多くの人が旅行先に選ぶステキそうな国に住んでいる人=フランス人の生き様ってどんな感じなんでしょうか?
“セコい”はフランス人の代名詞です。
「フランス人」と聞いて日本人である私の脳裏にパッと思い浮かぶ言葉は「セコい」です。
「だいぶセコい」と言ってもいいかと思います。
例えば、友人同士、大人数でレストランに行ってもたいていきっちり割り勘します。
どんぶり勘定はないです。
多くの人は現金を持ち歩かずにカード支払いをするので、1人ずつレジに並んで「あ、自分はこれとこれを食べました」みたく時間をかけてお会計していくのです。
代表で誰かが支払って、、、、といった合理性は考えません。
先日はスーパーのスーモクサーモン売り場で50代くらいのご夫婦が7ユーロのスモークサーモンを前に「これは高い、高すぎる」って大騒ぎしている場面に遭遇。日本では見慣れない異様な光景でした。
この「高い!」とはフランス語で「C’est cher ! (セ・シェール!)」と言います。
もしフランスに旅行で来たらちょっと注意してみてください。
この「セ・シェール!」は「ボンジュール」の次に街中でよく聞く言葉です。。。ってくらい、みんな「高い、高い」って連呼してます。笑
まあね、社会保障もしっかりしていて税金も高いので、平均月収が少ないんですよ。
だから、お金にシビアなんです。
やたらと「フランス人のお金をかけない〜術」って語り口を聞きませんか?
これは、お金をかけられない事情がある、というか単純にお金がないからこそ知恵を絞って、その結果生まれたアイデアなんですね〜。涙ものです。
お金をかけずに知恵を絞れ!アイデアが勝負なフランス流楽しいデート術♪
ではフランスのエスプリ(セコさ)が詰まったデート術を私の経験をもとにご紹介します!
- 自然はただです。空、雲、星、夕日、朝日を追いかけてデートプランを練りましょう。自然を眺めるのにお金はかかりません。四季折々の自然の移り変わりを楽しんで、熱い語らいをしてください。テーマソングは「上を向いて歩こう♪」!
- ウィンドーショッピング。店の中に入らないでください。ブラブラ町を歩きながらウィンドーを眺めて、目に入るものに対して、あれこれコメントしあいましょう。本気で服探しを始めてしまうと彼が飽きちゃうので気をつけてください。
- パリの蚤の市に行く感覚で、フリーマーケットに行ってください。色々な発見もあるし、万が一物欲が出てしまっても、売っているものも安いはずです。笑
- 庭園や公園で散歩&ピクニック。2人で自然の中で食べたり飲んだりしながら色々語らいあって、まったりしてきたら寝転がっていちゃつくことです。これがフランス流です。
- ホームパーティーを開く。フランスはカップル単位で行動するのが基本です。お互いの友達を呼んで、食べ物、飲み物を持ち寄ってワイワイやる。準備は2人でして(愛の共同作業)、その後はあえて2人きりで過ごさない時間も新鮮です。
- 歴史散策デート。フランスは古い建物や町並みが多く残っているので、町のいたるところに「歴史的説明書き」があります。それらを読みながら散歩していると町の歴史も知れて、ふだん彼とは話さないテーマにまで話が及び新鮮です。ブラタモリ風に古地図やガイドブックを持って歴史をテーマにした町散策も面白いと思います。
どうでしょうか。こうして羅列すると、やっぱりかなりセコいと思われます。笑
このセコさを話術、雰囲気、想像力でカバーしてください。
フランス流デート術はおしゃべりがポイントです。いろんなテーマについて話をすれば、お互いをよく知りあえます。デートの目的とは2人で楽しい時間を過ごしながら、お互いを知ってゆくことではないでしょうか。お金をかける必要もないし、人ごみの中にあえて行く必要もないっ!
あと、男性のみなさまへ。特別な記念日でなくても突然花一輪をプレゼントしてみるなど変化球をつけてください。セコさをベースにしながらもこういった演出で、オリジナルでロマンチック路線に寄せていくことだってできます。
フランス流セコいデート術を参考に、オリジナルなデートを楽しんでください!
A bientôt!
この記事を書いた人

- フランス在住。怖いもの知らずで日本を飛び出し各国を漂流。おかげで路上での仕事もお城暮らしも経験。やっと最近落ち着いてきた30代。旅行、食、本、映画、音楽が好き。
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