栗について。想像のススメ〜日本語における隠喩・ダブルミーニングにおける考察

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こんばんは。

今日は休日。昼過ぎからお酒をいただいているZazaです。

先週末、職場の方からたくさん栗をいただきましてね。秋の味覚、栗。

私の生まれ育った地域は栗が名産。

そこそこ有名で、値が高いので、生産している方が多くいらっしゃいます。

小さい頃から秋になると、どこからともなく栗がやってくる。

栗ごはん、家で作ると、けっこう大変なんですよね。

数分茹でて、包丁を使って、硬い鬼皮としつこい渋皮をむいていく作業は修行に近いものがあります。

かといって、完全に茹で切って、渋皮がラクラクむけるほどの栗ではご飯と炊きこめない。

栗を大量消費するのが当たり前の実家では、栗は茹でて食べるほうが手っとり早かったので、栗ごはんは作っていませんでした。

私、一人暮らしは15年になりますが、実家以外で生栗をいただくのは初めて。

早速、栗ご飯を作ってみることにしました。

「・・・で?何?クックパッドか何かなの?」

とお思いの方、ごめんなさい。前置きが長くなりました。

いや、前置きでもないんです。

栗って、その言葉を聞くだけで、やらしい気持ちになりませんか?

ましてや「つやのある生栗をむく」なんて!

 

なにが言いたいかというと。

日本語において、食物の名称は、性的な意味での隠喩・ダブルミーニングに使用されることが多々あります。

例をあげると、バナナ、あわび、ソーセージ、松茸、おいなりさんなどなど。

日本語を常用して生活している私たちには重要なことなのです。

日本人は昔から、比喩を多用してきました。

とくに、人目をはばかって行うことがよしとされている行為においては、隠喩、同音異義語を用いての重複表現を使って、周囲の人に気づかれないよう、当人同士だけで情報や感情を伝えあったのです。

今でこそ、不倫や多重恋愛、セフレなどが、堂々とテレビドラマのテーマになっていますが、それをオープンに語ることが許されたのはごくごく最近。

Zazaのようなアラサー世代が幼少の頃は、まだまだ紳士淑女はそれを口にしてはいけないし、決して周囲に漏らしてはいけない時代でした。

また、今のように皆がスマホや携帯をもっていない時代。江戸時代は?明治は?

会う約束なんて、どうやって取っていたのでしょう。

周囲にはわからないように、二人だけの暗号や合図を作る。

いやらしい表現だけでなく、男女のことは二人以外には知られないように、情報を伝え合うには、想像力が必要でした。

一つの言葉に対して、想像しうるあらゆる意味を考える。

そうやって、比喩的表現は生まれ、定着したのだと思います。

 シチュエーション・レッスン①

あなたは殿方と個室居酒屋で飲んでいます。

彼が頼んだお刺身の盛り合わせ。一品は、見た目に分かるほど新鮮で美味しそうなアワビ。

彼はアワビを一切れつまみ、少しだけ醤油につけ食べるのです。

そして、あなたの目を見て言う。

「こりこりしてて、最高に美味しい。」

さあ、上記の場面、どう思いましたか?

日頃から、隠喩や重複表現について考えている人と、字面通りの解釈しかできない人で、大きく損得が分かれる場面です。

ここで、想像力豊かに、「もしかしたら彼の言うアワビは、私の・・・」なんて考えることができると、あなたの美しい瞳はうるみ、輝き、彼に見せるその姿はより美しいものになることでしょう。

普段、生活の中で当たり前に使う言葉でも、ちょっと気をつけたり、考えたりするだけで、相手に与える印象を大きく変えることができます。それは、人間の思考、行動は言葉に影響されているからです。

とくに、日常生活に隠れているHな表現を意識できるようになれば、自然と素振りも変わってくるし、表情も豊かになります。

なぜか?

恥じらいの意識を持つことで、人は美しくなるからです!

その意識を持ちながら、比喩表現を上手に使えるようになれば、それがわかる相手との会話を今まで以上に楽しむことができる。

直接的表現を使わない、探り合いの会話ができるようになれば、それだけで満たされるものは大きいはず。

・・・そんな会話ができる相手がいれば、の話ですけどね。

 シチュエーション・レッスン②

「今日ね、栗ごはん作ったの!生栗いっぱいむいたんだよ!右手、疲れちゃった。」

「一人でそんなに頑張らなくてもいいのに。僕が手伝うよ。」

「やだ、そんなこと、あなたにさせられないよ~。」

「いいんだよ。さぁ、君の栗(ここはカタカナ表記)、見せてごらん。」

馬鹿です。バカです!こんなこと、ゴッドタンで劇団ひとりが言ってくれるかどうかくらいのレベルです!

でも、いつも使ってる言葉から、非日常の想像ができるって、幸せですよね。

それでは秋の夜長、おやすみなさい。

この記事を書いた人

Zaza/ambassador
Zaza/ambassador
Lifestyle&Co.のアンバサダーのひとり。

煩悩系ソーシャルワーカー。地方で暮らす30代女子。小学生のときの自由研究テーマは「どうすれば寝ている間に宿題を完成させられるか」、今の夢は「毎日が夏休み」。

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