こんにちは、人のちからを最大限に引き出すBreathグループ代表の池田夏帆です。
突然ですが、皆さんはご自分の「キャパ」ってどれくらいあると思いますか?
キャパ=capacity、つまり、自分自身の受け入れ容量みたいなものです。
今日は、キャパオーバーにならないためにはどうしておけばいいの?っていうお話。ちょっと、ママ目線です。
キャパがないとチャンスは降ってこない?
私は以前、6年間ほど塾で講師をしていたことがあります。
私を含め、ほぼ全員が学生という若い環境だったのですが、大学生って授業に課題にサークルにアルバイト…と、かなりいろいろなことを並行してやっていますよね。
うちの塾にも、スケジュール帳が本当にびっっっしり埋まっている人が多くいました。笑
私の勤めていた塾は結構変わっていて、講師にかなりの権限を与えてくれていたんですね。
必要なことはどんどんやっていいという風習で、個別指導にも関わらず日曜日に生徒を集めて無料でテスト対策をやったり、模擬試験をしてみたり。
アルバイトだから…とは言えないようなやりがいと責任感をもって、皆働いていたと思います。
しかしそんな中、やはりこうした業務というのは、本来の塾講師のイメージとはかけ離れているため、消極的な講師がいたのも事実です。
こんな時、いつも私が考えていたのが「キャパの有無」です。
仕事の割り振りをするにしても、個々のキャパを見ながら勧めてみる。
言ってしまえば業務が増えるので、前提である授業サービスが滞ってしまったら意味がありません。
このあたりの管理は非常に神経を使うもので、難しいところではありましたが、ひとつの塾として均一のサービスを提供するためにも、気の抜けない部分でした。
と、塾の思い出話はこれくらいにして…
私はこの「キャパの有無」を見て、さまざまな「経験を振り分ける」という作業を行ってきました。
「経験するためのチャンスを配分していた」と言ってもいいかもしれません。
チャンスはつかめ、などとよく言いますが、このチャンスが与えられるには前提として、「キャパ」の存在が求められていると思うのです。
どうやってキャパがつくられるのか?
となれば、キャパをつくらなきゃ!という話になるのですが、それってどうすればいいの?
キャパのつくり方は、一言で言ったら簡単。
「幼少期から多くを経験すること」
です。打ち込むことがあればあるほど、心身を鍛えることができます。これはまぁわざわざ書かなくても当然の話ですよね。
もう少し言うと、「チャレンジするハードルを下げること」とも言えます。
何かに一歩足を踏み出す時、人はもちろん迷います。いろいろ考え込みます。
そこでやってみよう!と思うか、今回はいいやと思うか。
この積み重ねが思考の傾向になります。ネガティブな流れではチャレンジしない、あきらめ癖みたいなものがつくということ。
成功するか失敗するか、それはあとの話で、まずはやってみるかどうか、トライ&エラーを繰り返すことによって、人は経験値を積み重ねていきます。
塾講師だったと先に述べましたが、ここでも子どもたちの「チャレンジ精神による差」はひしひしと感じてきました。
とにかく勉強に打ち込んでみよう、元からその気がある子の思考回路は、その先におそらくいいことが待っているだろうという、ポジティブなものです。だから、将来の夢がたとえ決まっていなくても、「とりあえず」勉強することができる。
しかし、勉強することに対して納得していない子は、納得するまで勉強はしません。とりあえずやっても、伸びない。こういう場合、納得できるようにカウンセリングをしたり、思考回路を変えていったりしなければならないので、前者よりはるかに遅れをとるのです(そもそも塾に通い出すのも遅いですし…)。
このように目的が明確にならないと行動できない人は、どうしても初動が遅くなってしまう。成功体験に繋がりにくい原因がここにあります。
こうした経験の仕方はどんどんとその人の「傾向」となっていって、やり方を変えないと改善することができません。小さい頃からの積み重ねになるので、変えるにもエネルギーが必要です。
少しずつキャパを広げましょう!
だいぶ深掘って話してしまいましたが、ポイントをまとめるとこんな感じ。
*チャレンジへのハードルを下げて、トライ&エラーのサイクルを早めることが大切
*小さな成功体験の積み重ねが自信とキャパになり、好循環を生む
私的には、近年言われるような受験のために部活動をやらないとか、地域の交流が少ないとかという話にも、通ずることだと思っています。それについてはまた今度。
今日は塾講師の視点から、教育に関心を持たれているであろうママ向けに書いてみましたが、これを読んでくださっている皆さんにも、ぜひどんどん小さなチャレンジを起こしていただけたらなと思います。
きっと、日々がより楽しくなりますよ!
Go for it!
素敵な毎日を。
この記事を書いた人

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Lifestyle&Co.のアンバサダーのひとり。
アラサー行政書士。バリバリのキャリアウーマンを目指してきたものの、人生のテーマを【仕事と家庭の両立】に変更。こういう生き方もあるを発信したい。食欲旺盛な熱狂的阪神タイガースファン。
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