みなさまこんにちは!
先日、フランス人女性の友人と雑談していたときに、ふと共通の知人(Aさん)の話になりました。
なんでもAさんは“妊娠している状態が幸せ”なんだそうで、これからもう1人子どもが欲しいのだと私の友人に打ち明けたそうです。
しかし、Aさんはすでに子どもが6人いるのです。
ここ10年は1年から2年おきに妊娠している計算になります。
実際、私もAさんから「子育ては性に合っているようで、毎日忙しいけれど本当に楽しくて充実している」という話を直接聞いていました。
未婚・既婚や子どもの有無に問わず、女性もフルタイムで働いている人が多いフランスです。
専業主婦が圧倒的に少ないことは知っていたし、周りのフランス人女性も働いている人ばかりなので、希少なフランス人女性に出会ったな、と思っていたのでした。
そして、先日の友人との会話で印象的だったのが友人の意見。
「“子どもを何人持つ”というのは各家庭、当人の自由だけれど、それでもやっぱり人生には出産・子育て以外にもやることがあるはずだ」という主張です。
ちなみにこの友人は今年還暦を迎えます。
彼女は手に職を持っていて若いときから同じ仕事をずっと続けてきました。
最近の彼女の口癖は「定年まであと2年もある、定年退職するのが待ちきれない」であり、定年退職日を本当に指折り数えて待ちこがれています。笑
退職後は彼と旅行しまくるぞ、とか、絵画を習うぞ、とかやりたいことがたくさんあるみたいなのです。
ちなみに彼女は若くして結婚→子ども2人産んで→離婚→数年前に出会い系サイトで知り合った彼と順調に交際中、という恋愛ステータスです。
そんなわけで、フランス人女性の生き方ってどんなものだろう?
と考えたときに、私が持つ大まかな印象は、「仕事と家庭の両立だけではなく、自分の趣味も、バカンスも楽しんで、もちろん恋愛面も並立させる」という、「自分の人生に課すものがたくさんある」というものです。
さらに、「自分の人生に課すもの」とは「周りはどうあれ自分が手に入れたいもの」というのが基準になっているなと感じます。
例えば、現代のフランスの風潮とは真逆なAさんのような生き方だってあります。
そしてAさんは胸を張って「子育てが自分の幸せ」と公言していて、私はそんなAさんはAさんで、自分の幸せを追求していてステキだなと思います。
フランスは女性が家庭と仕事を両立しやすいような社会保障が日本よりも整っていますが、
もちろん女性の労働貢献も国にとって必要なので、国策として女性の労働環境の改善に意欲的です。
でも、それよりも女性たち自身が生きてゆくなかで、自分たちには何が必要なのか、どんな欲求を満たしたいのか、これは嫌だ!というものをはっきりさせて、それを声にしているから社会も変わらざるを得ないのだと思います。
例えば本屋では、パッと見はかわいくてサブカルチャー系雑誌とも思えるような表紙だけれど、中身は思いっきりフェミニズムな雑誌がエルとかヴォーグの隣に並んでいたり、
それこそファッション誌でも女性の社会進出や権利についての特集が頻繁に組まれていたりと、女性メディアの中にも女性の生き方を問う姿勢は多く見られます。
もちろん女性の権利を訴える団体もたくさんあります。
さて、日本の女性をめぐる現状はどうでしょうか。
あなたは今の生き方に満足していますか?
社会を変えるのには時間がかかりますが、自分の意識と行動を変えるのはすぐにできることですよね。
フランスのように「自分の求めるものは全て手に入れたい!」という価値観で生きている女性たちで成り立っている国もあるのです。
私も、仕事も家庭も恋愛も趣味も人生の節々まで充実させたいと思っている1人ですが、あなたはどうでしょうか?
まずは、他人や世間の価値観ではなく、自分が本当に欲しているもの、やりたくないこと、をはっきりさせることから始めてみませんか。
そして、自分が楽しいと思えることに時間をたくさん使うように生活をちょっとずつ変えていきましょう!
ではまた!
この記事を書いた人

- フランス在住。怖いもの知らずで日本を飛び出し各国を漂流。おかげで路上での仕事もお城暮らしも経験。やっと最近落ち着いてきた30代。旅行、食、本、映画、音楽が好き。
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