【Movie Review】「こにく」を作ってきたもの。映画編:「GO fish」

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新コーナー(笑)From the journals of me! こにくです。

こんにちは!

寒くなってきましたね。

この時期、こにくの大好きなビールは、
各社がいろいろ季節感を押し出した製品を発売してきやがりますね。

ついつい、いつもの定番じゃない「秋」的なやつに手が伸びちゃうのですが
さっそく先日、もう「冬」のやつが登場していました。

えー!もうそんな時期??と思いつつ、
「冬」的なやつにさっそく手が伸びてしまうこにく。

そんなときの頭の中には当然、
その商品のCMソングが流れておりました。

「♪いま〜空を舞う〜粉雪を〜溶かすよに〜♪」ってやつね。
わかるよね?みんなね?

さてさて。

こにく、このLifestyle & Co.にて、さまざまな自分をさらけまくっておりますが、
いまのこにくになるまでに、いろんなものが当然こにくの人生に降ってきて、
いろんなものが、いまのこにくを作っております。

こじらせ女子にありがちな、
サブカル気触れももちろん通ってきております。

いろんな本や映画や音楽、
たくさんのカルチャーに救われて、いまのこにくが在ります。

今日は、その一端をご紹介しようかなと思います。

名付けて「from the journals of me」!

また、編集長になんの許可も得ず、勝手にコーナーを作ってしもた(笑)
こにくの日記を紐解く感じでお送りします。

記念すべき第1回は、まず映画から。
こにくが、高校生の時にたまたま出会って、
多分いままでの人生で1番リピートしてみてる作品かも。

「GO fish」(1994年・アメリカ)

これは、アメリカのインディペンデントムービー。
制作スタッフも出演者も、当時はすべて素人で、
そしてほぼみんなが実際のレズビアン。
当時はそれがかなりセンセーショナルだったみたい。

レズビアンの、レズビアンによる、レズビアンのための映画です。

こにくはレズビアンではないけど、
なんだかとってもこの作品が好きで、
高校生のときたまたま観てから、もうすぐに大好きになっちゃったのでした。

インディペンデントだけあって、
制作費も潤沢にある訳じゃないから、それゆえモノクロフィルム。
(カラーとモノクロってすごい金額ちゃうねんて!)

でもそこがまたいい。
1994年作品、もう20年も前の作品だなんて!!

ストーリー

「あの子とこの子をくっつけちゃおう!」

主人公のマックスは、作家志望。
最近、女日照り気味で拗ねちゃってる。
大学講師のキアとはルームメイト。キアにはラブラブのお相手、イーヴィが。

そんなマックスに、キアは「素敵な彼女」を紹介するのだけど、
お互いウジウジモジモジしちゃって、まわりはヤキモキ。

彼女たちのレズビアンコミュニティでまきおこる、
ほのぼのラブストーリー。

中には、レズビアンならではの「壁」なんかも描かれて、ちょっとシリアスな面もある。

でも
「あー。恋愛の最初ってこんなかも」
「駆け引きしてるときってこんなかも」
「人を思うピュアな気持ちってこんなかも」って、思い出させてくれる、
とてもハートウォーミングでキュートな、
彼女たちの等身大で普遍的な物語。

人を想うピュアな気持ちを思い出す

こにく、誤解を恐れず言っちゃうと、
LGBTの人たちがテーマの映画ってとても好きなのです。

それは、こにくの人付き合いのスタンスでもある
「『一緒にいて楽しい』って気持ちだけでつながっときたい」というところに
とても影響を与えてるかもしれない。

「結婚」とか、「周りから祝福される」とか、
そういう「保証」みたいなものまったくなくて、
ほんとにピュアにお互いを求める気持ちのみでつながってられるって、
すっごく尊くて美しい。

こにくはそういう関係がすごく心地よいと思っているし、
今はむしろ「そうじゃなきゃ嫌」と思ってるから、
「彼氏」も作らない

セクシュアルな関係もそうじゃない関係も、
人間関係において「約束」って、こにくは好きじゃないみたいです。

でもきっと、多くの女の子は「約束」とか「契約」とか「保証」とかが
欲しいんやろうなって、思うんやけど。

だからみんな、結婚したいって思うし、きちんと「付き合う」ってこと、
したいんやよね。

でも、そんな「約束したがり」な女子たちにこそ
やっぱりLGBTムービーは観ていただきたいと、こにくは思っているのだ。

人を想うピュアな気持ち、
恋の始まりのドキドキ、
それは男も女もなにひとつ変わらない。

ただのほんわかコメディなんやけど

この「GO fish」、
タイトルの由来はトランプゲーム。

日本でいうと「ババ抜き」に少し似たルールで、
ペアを作っていくゲーム。

そこから拝借したタイトルもまたかわいい。

この「GO fish」、ほんとにただのレズビアンの女の子たちの日常を描いているだけ、と言ってしまえばそれまでなのだけど、

94年、もちろんまだまだLGBTの人たちへの偏見や差別ってすごくあった時代。

そんなときに、思いっきり肩の力抜けて、
思いっきり自分たちを肯定的に、しかもリアルに描いたこの作品は、
ある意味とってもエポックメイキングだったのだ!

たったそれだけだけど、
でもアタシたちのことを振り返って考えてみても、
「普通のこと」「普通の自分」を、ポジティブに肯定して生きるって、
難しいときがあるはず。

つい「こんな自分じゃだめだ」とか「こんな自分が嫌い」と思ってしまう。

こじらせのこにくは、LGBTだろうがなかろうが、
自分を肯定して普通に楽しく生きるって、
きっと普遍的にとても難しいことなんじゃないやろかって思ってて
それはきっと、大人になればなるほど。

「GO fish」は、ほんわかなコメディの中にときおりシリアスで深くて
混沌とした独り語りのような映像が差し込まれてるのですが、
それが、人生における光と陰を表してるようで、
思いっきりひきこまれてしまった。

だからこそ、「レズビアンのほんわかラブコメディ」でありながら、
「普遍的な人生の物語」なのかも、と、こにくは思っているのであります。

音楽もよい

そしてこの作品は、
アメリカのインディー(だと思う)フォークシンガーの
Mila Drumkeという女性の透き通った声で歌われるエンディングソングがまた素敵。

作品のカットとともに、こちらご覧あれ♥︎

この「GO fish」、
もちろん多くの人に刺さる作品ではないのだけど、
でもね、最後の最後に、すっっっっごく素敵なメッセージが贈られるのだ。

それは、今回何度も語ってきてるように
セクシャリティは一切関係なく、
自分が自分らしく、愛すべきものや人を愛して生きたいと思ってる人には
一歩踏み出す勇気をくれるメッセージなのだ。

GO fish
GO fish [DVD]
グウェネヴィア・ターナー (出演), V・S・ブローディ (出演), & 1 その他 形式: DVD

では、また!

この記事を書いた人

こにく
こにく
遅咲きモテ系30代・広告クリエイティブ職のわりと肉食な女。独身。
お酒と仕事と下ネタと、人生を豊かにしてくれるカルチャーが大好き。
もと「こじらせ」で小デブ。関西在住。
愛と笑い溢れる世界になるように、今日も空きっ腹でビールをイッキ飲み。
一番大事なものは健康。

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