パリでテロ事件発生!日本とフランスの反応の違いとは?

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みなさまボンジュ〜ル!って呑気に言ってるばやいじゃなかったです。

お正月気分も抜けきらぬ(なーんて。フランスではお正月は盛大にお祝いせず1/2からふつうに働きます。)1月初旬、パリで風刺新聞を発行しているシャルリー・ヘブド社襲撃事件が発生!

翌日はフランス全土で黙祷。。。

このテロがあったのが11時頃。私はその日のお昼のニュースで事件を知りました。

日本でも速報が流れてましたね。

フランスはテロ発生から数時間でFacebookやTwitterのプロフィール写真が「Je suis Charlie(私はシャルリー)」だらけに。

それであっという間に日本を含めた世界各国に「Je suis Charlie」が広がりましたしね。

テロ翌日のお昼にはフランス全土でサイレンが流れました。

犠牲者のための黙祷です。

と書きながら、私はちょうど待ち合わせに遅れてたんで、その頃町中を全力疾走してましたけどね。。。

高校の先生をやっている知人は生徒から「テロ犠牲者のための黙祷なら、例えば、シリアの民間人が犠牲になったときはなんで黙祷しなかったのか?」という質問を受けたそうで、

「いやー確かにそうだ。。。」と冷や汗状態で、生徒からの鋭い質問に答えられなかったそうです。

まあ確かにそーだ。先生もたいへんだー。

デモ参加者の動機はいろいろ。。。

フランス全土で行なわれた週末のデモは参加者数がものすごいことでも話題になりましたね。

でもあとからフタを開けてみると、シャルリーの風刺画はやりすぎだと思っている人もけっこう多いことがわかりました。

だから「Je suis Charlie」と言う人たちの思いは、

犠牲者への哀悼/シャルリー誌を応援したい/対テロ/表現の自由を守るため/とりあえずデモに参加した

とバラバラ。

フランスは自由を追求?日本は相手を尊重?

日本のメディアでは「フランスは表現の自由を求めるばかりで、他者の文化や宗教や感情を尊重してないじゃないか!」という意見が多く見られました。

シャルリー・エブドは常に経営難でした。

ということはフランスでも一般的に広く受け入れられてないってことですよね。

私もパラパラと風刺画を見ましたが、多くのものは「くだらないわー、下品だわー、笑えないわー」って思いました。。。

でも日本とフランスの違いは、

フランスは「私は気に入らないから読まない。でも、あなたの発言や表現は尊重するよ。だからそのままでいいけど、でもあんまりにもひどい内容なら裁判するからね」という考えなようです。

実際、シャルリー・エブドは過去になんども表現の自由を越えてるんじゃないか?という裁判にかけられてます。で、なんどか負けちゃってるのですd。

だから言いたいことは何でも言ってOKだよ〜、というかんじで野放し状態なわけじゃありません。

日本だと気に入らないものは「即削除せよ!撤回せよ!謝罪せよ!自粛せよ!もっと相手の気持ち考えろー!」という考えが多いようです。

こわいよー。

今回の一件で日本人が書いているブログをいくつも読みましたが、上記のような厳しいコメントをしている人が多くてびっくり&ショックでした。

とくに、表現の自由について考える機会なのに、自分とは意見が違うからといって感情を煽るような言葉で相手を傷つけたり、相手の発言を抹殺しようとしたりしていては、話し合いが積み上げられていかないですよねぇ。

他者の気持ちを考えすぎると自主的に規制をかけるようになるのは自然ですね。

でもこれでは意見が偏るし、自由がなくなっちゃいますね。

これはこれで問題があると思います。

【参考】日本とは違うフランス生活からの気づき:フランス生活からヒントを得たよ♪ 毎日を自分らしく過ごすためのちょっとしたコツ「カリテ ・ド・ヴィ」

情報が偏ってる例:パリ症候群って何?あなたも気付かずに情報操作されているかも

 

「私はあなたの意見に反対だけど、あなたがその意見を主張する権利は命をかけて守る」

仏作家のヴォルテールのこのセリフは今回多くのメディアで引用されてました。(実際には彼の発言ではなく、彼の発言を意訳したものですが)

でもこんなふうに、意見がぶつかりあってもお互いを尊重する姿勢を保つことで、結果的に相互理解につながるのかなって思います。

正義の本でおなじみのマイケル・サンデル教授の東北大学での講義をyoutubeでみました。

震災後の東北復興についての議論です。

参加者の意見が分かれたりぶつかり合い、満場一致で1つの意見にまとまることはありませんが、討論しながらお互いの立場がわかってきます。

「意見の違いが人間関係を深めるきっかけになる。」という意見が出ていましたが、

ほんと、そーだなと思います。

意見の違いを生かすも殺すも自分の姿勢次第。

異なる意見をシャットアウトするだけでは前に進みません。

こういう気持ちでいれば世の中がかなり平和になると思いましたが。。。

単純?いや、こういう簡単なことでグッと変わると思います!

まずは自分の生活圏で実践してみよー!

この記事を書いた人

さくら
さくら
フランス在住。怖いもの知らずで日本を飛び出し各国を漂流。おかげで路上での仕事もお城暮らしも経験。やっと最近落ち着いてきた30代。旅行、食、本、映画、音楽が好き。

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