働くってなに?草むしりをしながら考えてみた

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こんにちは、焼きいも農家です。

私は焼きいも「農家」ですので、自分でサツマイモを栽培しています。

サツマイモというのは、だいたい4月~5月にかけて苗を植えて、9月~10月ごろに掘っていきます。それまでの間、何をしているかというと、たいていは草取りです。
草を取ると一言で言っても、
  • 「テデトール」(草むしり)
  • 「カリトール」(草刈り)
  • 「グリホサート」(除草剤)

などいろいろ手段がありまして、それぞれ農家さんの考え方で好きなのを選んでやってます。なお、「とらない」という人は、ほとんどいないかな。

で、今日はその草むしり中に考えたことを書きますね。

労働に価値はあるか?

おっと、いきなり重たい感じですが……
草むしりしながら「こうしている間に私の口座にどんどんお金が振り込まれたしりないかなー」と、くだらないといえばくだらない妄想をしていました。
私は何で草むしりしてるんでしょうね?
そうしないと秋においしいサツマイモを収穫できないからなんですが、でも何も草むしりでなくてもいいかもしれないじゃないですか。
もっと書くと、私がどういう形で労働したとしても、それってサツマイモの価格に乗せることができるの? ってことです。
仮に私が滅茶苦茶働いて、ものすごく美味しいサツマイモを作ったとして、そしてそれを最高の焼き加減で焼きいもにしたとして、
「一本10万円です」
といったら買いますかね。(もし、「私は買います」という方がいたら今すぐご連絡ください)

でも私は草取りをする、なぜなら好きだから

極端な感じで書きますが、草むしりという労働自体に金銭的価値はないんです。いや、本当はあるんですが、滅茶苦茶低いです。
でも私は草取りをします。
それは畑が美しいからとか、働いた感があるとか、苗が嬉しそうにしている気がするとか、はっきり言えば自己満足です。
ただ、それをお金に変えようとすると途端に苦しくなる気がするんですよね。草一本抜いて何銭、みたいな感じで考えちゃうから。

もし、妄想が実現したら

さっき書いた「草取りしている間に私の口座にお金がどんどん振り込まれる」状態が実現したら……焼きいも農家は趣味になっちゃいますね。
でも、焼きいも食べて「おいしいー」と言ってくれたときの笑顔はお金では買えないと思うので、焼きいも農家は続けると思います。
そして最大の疑問としては、「そのお金はどこからやってくるのか」ということになりますが……考え中です(苦笑)

労働自体が高い価値を持つ世界もある

例えば芸能人、スポーツアスリート、芸術家など、本人のパフォーマンス自体が金銭的価値を生むという世界はありますね。
それから、従業員というのも、労働自体に金銭的価値がある世界です。仮に私がスタッフを雇って草むしりをしてもらったとしたら、その草むしりという労働に対して、私は賃金を支払うことになります。

まとめ

労働と金銭は切り離して考えたほうが、自営業の人はいいと思ったのでした。
どっちかというと「労働しなくてもお金が入ってくる」というしくみを一生懸命考えたほうがいいんでしょうね。
ではでは、これからも草取り頑張ります。

この記事を書いた人

焼きいも農家
焼きいも農家
某メーカーで11年エンジニアを務めましたが、一念発起して2010年に東京から宮崎に移住し、農業を始めました。妻と三人の子供と暮らしています。妻より家事をこなし、最近は「発想が主夫になっている」と言われることがあります。

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