ぼんじゅーる!
私が前にフランスで務めていた会社の事務所はお城の中にありました。
なんでも会社の経営者がお城に住んでいたんです。
でっかい城だったので部屋が余ってるからそのうちの一部屋を会社の事務所として使ってました。
17世紀のお城だそうでステキでしたけどこんなところに絶対住みたくないな〜って思いました。(まあそんな心配無用ですけどね。。。)
お城だけに人里離れたところに位置してるってのもありますけど、冬は特に廊下やトイレが薄ら寒いんです。
やっぱり昔の建物だから防寒設備が整ってないのもあるんですが、何より城の主が暖房代をケチって最小限しか使ってなかったんです。
ケチってるのは暖房費だけじゃありませんでした。
冬場は日の入りがぐっと早まりますが、終業直前に彼の仕事部屋に用があって行くと真っ暗闇の部屋の中手元だけの明かりで仕事してましたし。
城はデカイわ光熱費は高いわでかなり節約していたんですね。
お城持ってるくらいなのにそんなに切り詰めなきゃいけないの?ってちょっと疑問に思ったんですが、そのうちな〜んかセコいぞってことに気づきました。
出張でホテルに泊まったら部屋にある石けんとか歯ブラシは絶対持って帰ってくるしね。
庶民の私がやるならわかるんですけど、パリにもアパート持ってて南仏にも別荘持ってるブルジョアのおじさんの骨の髄までこんなにもセコさが染み付いているとは。。。
ブルジョアのおじさんがこんな感じならば庶民のフランス人はどうなんでしょうか。
私の周りのフランス人たちもやはりそれなりにお金の使い方はセコいシビアです。
それによく言えばものをとても大切に扱います。
壊れたギターを売りに出したり、さんざん着倒した服をボランティアに出したり、5日程度の旅行でも固定電話の電源を切ったり。。。
当人たちはケチってるとか神経尖らせて気をつけているって感じではなくて普通にやってますけどね。
そんなフランス人のお金の使い方は日本では好意的に評価されているようでフランス人はものを無駄にしないなんて言われているのをよく見かけます。
でもじっくり読んでみましたがやっぱりセコいな〜って思います。
じゃあフランス人はいつどんなことにお金を使ってるんでしょうか?
一年のうちで一番消費活動が盛んになるのはやっぱりクリスマス。
家族や親戚、恋人や友人にプレゼントを配ります。
でも量をたくさん配るだけに各プレゼントの予算は10−30ユーロくらいと低めです。
贈り物は値段じゃなくて気持ちが大切なのだ、と解釈しておきます。
それからマイホーム購入もフランス人の大切な目標のようです。
そして家を買ったら自分たちが暮らしやすいように好みの家作りをしていきますが、そのときも自分たちでできることはDIYで切り抜けてる人が多いです。
我が家も義理父が遠方から遊びにくるたびにカーテンレールをつけてくれたり、剥がれたペンキをキレイにしてくれたりで日曜大工さんと化しています。
こうして自分たちやってしまえば安上がり。笑
良く言えば自分たちでやるから手作り感、個性がでます。
さらに、大事なバカンスを忘れちゃいけません。
多くのフランス人は国内・海外を問わず毎年バカンスに出かけるのです。
といっても豪華な旅ってよりかは老若男女バックパックカーとか、宿代のかからないキャンピングカーで一夏キャンプする人たちも多いです。
お金の幸せな使い方
お金には幸せな使い方があるようです。
↑これを読むとフランス人のおもなお金の使い方って理想に近いかなと思いました。
バカンスは新しい経験となり思い出となって残ります。
クリスマスプレゼントは他者への投資になります。
そして、マイホームはご褒美ですね。ちょっと無理矢理ですが。
あなたはどんなことによくお金を使ってますか?
少し振り返ってみると面白いかもしれません。
ではまたー
この記事を書いた人

- フランス在住。怖いもの知らずで日本を飛び出し各国を漂流。おかげで路上での仕事もお城暮らしも経験。やっと最近落ち着いてきた30代。旅行、食、本、映画、音楽が好き。
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