職歴欄はいつも気まずいですが今日も元気に生きています

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【職歴】

2013年4月 株式会社〇〇入社(正社員)
2013年6月 会社都合により退社

2013年8月 一般社団法人〇〇入社(正社員)
2013年10月 自己都合により退社

2013年11月 株式会社〇〇入社(契約社員&正社員)
2015年3月 自己都合により退社

以上

「なるほど」
「はい」

「最初の会社ではどんな仕事したのですか?」
「小中高生対象の家庭教師と、大学生のキャリア支援事業の運営の予定でした」

「予定というと」
「その前にクビになっています」
「じゃあ特になにもしていないということですね」
「」

「次の会社ではどんな仕事をしたのですか?」
「学校に行っていない子やその親御さんのカウンセリング等の支援をしていました」

「こちらはもう業務に関わっていたのですか?」
「え、えぇ、まぁ多少は」
「じゃああまりなにもしていないということですね」
「」

久々の履歴書。久々の本気面接。
今日も元気に職歴が気まずい真崎です。

2社目退職後は焦りました

私が就職活動をしていた時に、世間で無駄に煽られていた不安の1つに「新卒は3年以内に辞めたら使い物にならないので転職できない」というものがありました。

そのロジックでいくと、2か月でクビになった私が半ば産業廃棄物的になってもおかしくなかったのですが、いざ転職活動をしてみると1社目で内定をいただき3週間弱で活動終了できました。

履歴書にも正直にクビになった職歴を書いていましたが「いろいろ大変だったね~ここでは一緒に頑張ろうね」と言ってもらえて「お、思っていたよりも世間は優しいぞ」という希望を持てました。

その希望は2か月で絶望に変わり、連日「あなたは傲慢で過信の塊」「こちらの言う通りに変わらなければ一生そのまま」的な言葉を受けながら絶賛死にたくなっていた私は、「申し訳ありません、変わりたいと一切思えませんでした」と泣きながら上司に伝えて退職願いを出しました。

問題はここからで。(ここまでも十分問題で)

私はある大きすぎる不安に苛まれていました。
1社目をクビになった際にはそこまで大きく感じ得なかった気持ちでした。

特に引継ぎ事項もたくさんなかった私は、退職までの勤務時間、個人にあてがわれたカウンセリングルームにこもって、その不安事項を解消すべくパソコンにかじりついていました。

教えてgoogle先生。

「経歴 詐称 方法」

怒られました

Google先生が教えてくれたただ1つの真理は「経歴詐称はいけません」ということでした。わりと知ってた。

中にはその方法論が書かれたアンサーもあったのですが、リスクが大きすぎるという注意書きは必ず伴い、「それが今のあなたの社会的な位置を表すのだから、隠さず勝負するしかない」と諭されました。またその他にも「社会不適合なのでのたれ死ぬしかない」みたいな脅迫めいたコメントもあり頭を抱えました。

半年間で2社退職て。
しかもそのうち1社クビて。

当時の私の価値観では、「社会人=会社や組織に属している状態」でした。

この経歴ではどこにも雇ってもらえない

どこにも属せない

社会に私の居場所がない

「私がこの社会に存在する価値などない」

本当にここまで行き着いていました。
2社目に勤務している時は実家にいたのですが、親には退職したことをなかなか言い出せず、スーツを着て出社するフリして駅に向かわず地元の図書館に朝から晩までこもった2週間が懐かしいです。

親にはただただ申し訳なく、「高い学費を払ってそれなりに名前のある大学に5年間も通わせてもらったのにこんな娘で本当にごめんなさい」と罪悪感で泣き濡れた日もありました。The悲痛。

それでも、「捨てる神あれば拾う神あり」で、私の履歴書を見て「確かにこれでは社会的評価は最悪でなかなか雇ってもらえないだろうね」と言い放った社長さんに採用していただき、横浜の会社に勤めることになりました。

「ここを辞めたら、今度こそ終わり」

そんな意識は私の中に強迫観念のごとく焼き付いていました。

「所属しない恐怖感」というのは、私の中で凄まじかったです。

2社目を退社した後の、「所属」「経済基盤」「社会との繋がり」を丸ごと失った”気になった”あの時の感覚は、私にとっては本当に形容しがたい恐怖でした。

なんか価値観変わっていました

いろいろと中略すると、「そうじゃなくね?」となりました。

自分の中にしっかりと整備された「世間一般のレール」の価値観はかなり根強かったですが、一歩引いて外の世界を見た時に、組織に属さず活動している人、好きなことやり通している人、お金はないけどなんか幸せそうな人、家はないけど楽しく生きている人などの姿が見えまして

「そうじゃなくね?」となりました。(2回目)

3社目の会社を辞める時に「今やりたいと思ったことを思いっきりやってみたいです」と社長に告げると、「いいね、応援する」と言って下さり、安心して号泣していた私にかけてくれた「たぶん今までもどこかレールに縛られていたんだと思うよ」という言葉が、私の状態を明確に表してくれていた気がします。

今の生活に不安がないかと言われれば、なんというか、結構ウソです。
特に経済面での不安はなかなか拭えません。

でも、あの時会社を辞めたことも、フリーランスになったことも、1mmの後悔していないことは結構本物です。
あの時なんとなく悟った「履歴書の内容とその人の持つ価値や可能性はまったくもって直結しない」という気付きは、正しい間違い抜きでわりと気に入っています。

職歴欄はわりと気まずいです。

が、前よりわりと堂々と生きています。

そんな感じでこれらかもよろしくお願い致します。
読んで下さりありがとうございました

この記事を書いた人

真崎
真崎
フリーライターの真崎。25歳。独身。京都出身池袋在住。朝キャバ嬢。社会人生活2年で自らの「組織不適合」を悟り、所属を辞めている最中です。「京都の女性=上品で高飛車で腹黒」という関東でのイメージを払拭することが1つの使命。

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