真崎です。
ライター兼朝キャバ嬢になってから3か月が過ぎました。
懺悔をしようと思うので聞いていただけると嬉しいです。
懺悔を要約すると
・ライターでやっていこうという覚悟が甘かった
・やっぱり私に斎藤さんは握れない
です。
朝キャババイトが精神衛生上良くないみたいです
「ライターってあんまりお金稼げないんじゃない?」
「ライターだけで生活していけるの?」
非常によく聞かれる質問で、私も当初とても不安でした。
なので、ライターだけでやっていける目途が立つまではバイトをしようと思い、朝にできて高時給でブログのネタなりそうという理由で「朝キャバ」を選択しました。
開始1か月半後、辞めたくなりました。
ガラの悪いお客さんに「ブス」「デブ」と中指立てられたり、おさわり禁止のお店でおさわりを拒否したら逆ギレからの説教を受けたり、どうも精神衛生上良くないのではないかと悟り始めて
ある時お客さんにたくさん飲んでもらうために自ら黒霧島1本空けた日には、12時退勤後気付けば20時まで家のソファで伸びていたらしく、「本業はライターなのに自分はなにをしているんだろう」という自己嫌悪と酔いで吐きました。
このバイトを続けるのは良くない、しかし今ライター1本だけでやっていく自信もちょっとない。
ということで、新しい繋ぎのバイトを探すことにしました。
朝でなくてもいいので、給与が高くてなにかしらネタになりそうなお仕事を、せっせと検索。
そして見つけたのが
『高給ハワイアンマッサージバイト』
・求人サイトの名前が「女の子のための高給バイト」的なやつ
・従業員の声で紹介されている子たちの顔にモザイク
・時給5000円
「これ、卑猥なやつやで」
真崎の中の真崎が言いました。
斎藤さんとの出会い
大学生時代、私は「男性向けの全身オイルマッサージ」という、どう考えてもグレーなかおりしかしないバイトに10か月ほど従事していた時期がありました。就活できないほどお金に困っていたので、日払い可能でできるだけ時給の高いバイトを探していた結果見つかった仕事でした。
美人な店長さんが喫茶店で面接して下さり、以下のような注意点を私に告げました。
・念のため女の子には源氏名があてがわれる
・場所はマンションの個室でお客さんと1対1
・お客さんが着用するのはこちらが用意する紙下着のみ
・「あ、施術中はバスタオル被せていいからね!」
・足の付け根をマッサージすると血行が良くなり、お客さんの意志に関わらず斎藤さんが元気になる
(※斎藤さん:そのままの名称を呼ぶのが嫌で私が勝手に名付けた男性の象徴の通称)
・「あ、斎藤さんにはそれ以上サービスしなくていいからね!」
そして私に差し出したのは、最初にお客さんに見せるという誓約書らしきもの。
その中にはっきりと書かれた「セラピストに卑猥な行為を強要しない」の項目。
え、もうこれフリやん。
「卑猥な行為強要されるからね」っていうフリやん。
フリやん。(3回目)
どうするべきか猛烈に悩みましたが、結局すぐにでもお金が必要だった私はその場でバイト契約を締結しました。
後日研修ということで、オーナーの体を使ってマッサージの指導を受け、25年間異性と付き合ったこともそれ以上の経験もなかった私は「斎藤さんが元気になる現場」を初めて直視して衝撃を受けた記憶があります。思ったより劇的。
そしてそこから10か月間、まっさまっさしたおじさんは約140名(≒元気になった斎藤さんの本数)、これでもかと卑猥な行為を要求され続ける中、「無理っす(低音)」で交わし続けて無事にピュアなままバイトを卒業して社会人になりました。
そんな私の経験が、高給ハワイアンマッサージを前にした私に囁きます。
「それ、あかんやつやて」
お店に電話しました。
「もしもし、○○(店名)です」
「すみません、求人を見てお電話したのですが、お聞きしたいことがありまして」
「はいなんでしょう?」
「このお仕事は卑猥なやつですか?」直球。
「いえ、普通のハワイアンマッサージなので、卑猥なものではありません。お客さんも普通のマッサージが目的で来ますし、卑猥なことをする必要はないお仕事ですよ。」
わりと言い切る。
もしかしたら、大丈夫なやつかもしれない。
「でしたら、一度面接をお願いしたいのですが」
「分かりました、それでは日時をk」
決まりました、面接。
斎藤さん再び
面接当日。
待ち合わせの場所についたら電話をするよう言われていたので、お店に電話をかけました。
すると
「ごめんなさいねぇ~今前の面接が長引いているので30分ほど外で時間を潰してもらってもよろしいですかぁ~??」
「あ、はい分かりました」
前の電話の人とは別の男性。いやにねっとりした話し方。
「あ、でも今少しお話できるなら、面接の前に少し確認しておきたいことがあるのだけど、このままお話しても大丈夫ですかぁ~??」
「はい大丈夫です」
「いやぁね、求人でどこまで分かったか分からないんだけどぉ~、かなりね、時給の高いバイトじゃない?だからやっぱりそれゆえに大変なこともあるのねぇ~」
「なんでしょうか?」
猛烈に嫌な予感。
そしてその男性が放った言葉。
「要は「斎藤さん握れる?」って話なのねぇ~」
「これ、あかんやつやで」
真崎の中の真崎が大警笛。
「卑猥な行為はなしって以前説明されたのですが」
「え~担当者は誰でした~??」
「覚えてませんて」
「でも、斎藤さんもマッサージの一貫だから、風営法には引っかからないですし、別に卑猥な行為ではないからねぇ~」
えー。
なにこの人すごい嫌い。
「いやそういう問題やないですから」
「いやいやそういうことですよぉ~ちょっと考えてみて下さいよぉ~?例えばもしあn(この後よく分からない例え話が数分続いて)ということなんですけど、分かりますかぁ~??」
「いやよく分からないです」
「だからぁ~つまr「つまり要は斎藤さん握らな仕事ならんってことですよね?」
新宿の真ん中で思わず声が荒くなる。
おばあちゃんと目が合う。
「さ、さいとうさん?」って顔されてる。
我に返る。
「あ、ちょっと5分ほど外してもいいですかぁ~?またこちらからかけますのでぇ」
「大丈夫です。聞いていた仕事と違うようなので本日の面接は取り消しでお願いします。失礼致します」
プチッ。
ツーツー。
ライター頑張ります
家に帰って三角座りしながら考えました。
「私はなにをしているんだろう」と。
そしてこの出来事を通して猛省しました。
結局ライターでやっていくという覚悟が中途半端だから、このような斎藤騒動に再び巻き込まれているのではないかと、己の未熟さを恥じました。
まとめると
・ライター頑張ります
・斎藤さんは握りません
です。
そんな真崎ですが今後ともよろしくお願い致します。
読んで下さりありがとうございました。
この記事を書いた人

- フリーライターの真崎。25歳。独身。京都出身池袋在住。朝キャバ嬢。社会人生活2年で自らの「組織不適合」を悟り、所属を辞めている最中です。「京都の女性=上品で高飛車で腹黒」という関東でのイメージを払拭することが1つの使命。
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