~働く女性のお悩みサロン~vol.3「遅刻癖は心の余裕が無くなっているサイン」

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こんにちはライター&ブックコーディネーターの文の響舎です。

あっという間に季節はもう秋。時間というものは誰にも平等に与えられているものですが、早く感じる時もあればなかなか通り過ぎていかない時もあったり。自分の心象によって、スピード感が違って感じられることもあります。

周りを見れば、生き急ぐように予定を詰め込んでいる人もいれば、ゆっくりと過ごさないと心が苦しくなってしまう人もいたり…本当に時間の観念というものは人それぞれですね。

さて、最近、ある女性から時間の使い方について相談を受けました。時間や心のとらえ方について、今回は一諸に考えてみたいと思います。

何をしていても必ず少し遅刻してしまうんです。

28歳のAさんは自身の遅刻癖に深く悩んでいました。会社に早く着いて仕事にとりかかろうと前夜は思うのですが、体が疲れてしまい気がつけば始業時間ぎりぎりに出社。人との待合せは必ず5分から10分くらい遅れる。電車は必ず1本乗り過ごす…。

数え上げればきりがないそうですが、Aさんの不思議なところは「あと5分、10分急げば間に合う、惜しいライン」をある意味キープしているところです。

「あと5分早く起きたり、10分行動を早めに設定するということは難しいのですか?」

そのように尋ねると、自分としては間に合うように時間を設定しているそうですが、最大限努力しても結果的にいつも5分10分遅刻してしまうのだそうです。

思い起こせば、かつての職場で「仕事ができる」社員たちは、必ず5分前には会議の席に着いていた記憶があります。そして、遅れる社員はどんな会議も必ず遅れてきたものでした。会議だけではなく、提出物なども期限どおりに出す社員と、必ず遅れる社員、おおまかには2タイプ存在していたものです。

根本的にだらしが無いという人も中にはいるのかもしれませんが、Aさんはそういう雰囲気ではありません。むしろ、責任感が強くカンペキに物事をこなしたいと考えるタイプの女性です。

Aさんの話を聞きながら、この問題はどこにポイントがあるのだろうと少し考えてみました。

物事を抱え込んでしまい、時間に余裕が無くなっている?

ちなみに私自身が約10年前…30歳前後の頃は、どちらかと言えば自分で仕事を抱え込んでしまうタイプの社員でした。仕上がりのイメージを考えると人にお願いすることができない、細かいことも抱え込んで時間が足りなくなる。

仕事で遅刻したり、提出物の期限を忘れることはさすがにありませんでしたが、危ういことは何回かあったものです。

そんな頃、当時の上司からこんなことを言われました。

「自分じゃ無くてもできる仕事や作業は人にまわしていきなさい、新しい時間が生まれて次には一つ上の仕事ができますよ」

それは私にとって簡単なようで難しいことでした。が、状況がパンク寸前でしたので、半信半疑ながら少しづつ後輩やパート社員に自分の仕事をまわしていくようにしました。すると、少し時間の余裕が生まれて、違う仕事の準備ができるようになってきたのです。

仕事というものは不思議なもので、大事に育てた仕事を手放したとたんに一つ上の仕事がまわってくる性質があるように感じます。私の場合はまず手放したことにより一瞬生まれた時間を使って、自分自身のライフスタイルを考え直したり、周辺状況を整頓したりと次に向かう体制を整えることができ、心に余裕が生まれました。

もしかすると、Aさんも物事を抱えすぎて余裕が無くなり、遅刻という現象に至っているのかもしれません。

人にお願いすることで時間を生み出し、心の余裕を確保する

時間に余裕が無い人は、自分が抱えるタスクを書き出してみて、人に委譲・委託していく方法をとってみてはいかがでしょうか?自分にしかできないという考え方は責任感の強さであると同時に、自分自身を過信する驕りに通じている可能性もあります。

単に遅刻レベルで収まっていればまだ良いのですが、もし限界に達して心身を壊したり、会社にとって取り返しのつかない損害を与えてしまったら、自分自身へのダメージも大変なものです。

やることが多すぎたり、フローが複雑になりすぎている状況を打破するには、まず人に委ねてみる。物事を一人で大量に抱えたまま、現状を打破ことは限界があるのかもしれません。Aさんの事例であれば、遅刻しないよように頑張ることは、根本的な解決につながらないのかもしれません。体が疲れているから起き上がれない、早く歩けない…そんな可能性もあります。

ちょっとした時間の余裕は、自分自身の人生や生活において必要な心の余裕にも通じていきます。そんな工夫もまた、人生を豊かにして自分を磨いていく行動につながっていくのではないでしょうか?

 

 

 

この記事を書いた人

文の響舎(ライター&ブックコーディネーター/物販コーディネーター)
文の響舎(ライター&ブックコーディネーター/物販コーディネーター)
1976年生まれ。

銀行員、図書館司書、一般企業にて総務・流通管理・店舗支社長・商品開発部門管理職・社員研修担当を経験。
女性にむけるキャリアアドバイスを中心に執筆活動中。
生活において、本・コーヒー・スイーツ&パン・整理整頓が必須。

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