お願い事は叶う!人にお願いをする時の究極スキル

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こんにちは。イギリス在住のライターKANAです。

最近イギリス人の夫での「英文の添削サービス」を思いつき始めましたが、始めたばかりなのに需要がけっこうあり、すでに4件の依頼をこなしました。
私の執筆サービスは、始めたばかりの頃はこうスムーズにいかなかったのに。複雑…。

その中の依頼の一つはある大学生で、アメリカの大学への交換留学で英文の提出が必要となり、ネイティブの目線から添削してほしいとのことでした。

この時私は、この依頼者の大学生の「お願いのスキル」に感心したのです。

会話の流れから言って、おそらく19歳か20歳でしょう。若いながらも、この人から学ぶことがあったと感じた私は、記事を書くことにしました。

お願いする人に対するプレゼンテーション能力

人にお願いをする際には、まず「何を、どうして、どのような理由で」お願いしたいのか、明確に分かりやすく伝えることが大切です。

依頼者の大学生は、文章の感じからしてかなり若いことは見て取れました。さらに、明日の朝には大学に提出しなければいけないという切羽詰まった状況。
けれどどうしても留学はしたいので、どうしても助けてほしい。そういった内容がメッセージには書かれていました。

「助けてください」と言われると、それを無視するのは人心非道のような気になりませんか?

しかも私も留学を30歳で経験しており、留学したいという気持ちはよく分かります。

急いでいるということは、夫にも今すぐやってもらわなければなりません。私はなるべくその大学生の言っている通りに、切羽詰まった感を説明し、夫も快く引き受けました。

この時点では、おそらくこの大学生は男の子で、バイトでもしすぎてやるべきことがギリギリになってしまったのだろう、と想像しました。
けれど、そこにある熱意のようなものはしっかりと伝わってきました。英文もしっかりしたもので、留学したいという思いが切々と綴られている文章でした。

自分が「こうしたい」という思いと熱意、勢いも大切ですが、
なぜそうしたいのか、なぜお願いする必要があるのか、明確に伝えるプレゼンテーション能力が活きてくるのだと思いました。

謙虚な姿勢を最初から最後まで貫く

若くて少しくらい間違った日本語を使っても、謙虚な姿勢かどうかというのは文章でも伝わってきます。

「感謝しています」よりも「ありがとうございます!助かります!(>_<)」の方がより伝わるくらいです。

お願いされた方としては「もうすでに感謝してくれているんだから、よっしゃ頑張ってやってやるか」という気持ちになります。

最初は原稿1枚の英文のはずだったのに、「実はもう一枚あるんです・・実はもう一枚・・」と結局3回の依頼を受けることになりました。もちろん料金はいただきますが、それらすべて明日の朝には提出とのこと。

「え〜!まだあるの!?彼女だんだん英文が雑になってきてるよ!これで最後だろうね!?」と夫。

「彼女?女の子なの?」

「そうだよ。文章の中にそういう部分がある。」

最初こそ日本語のニュアンスを伝えるために手伝っていたものの、2件目からは夫に任せていた私は驚きました。女の子だったのか。この控えめながらも何とも押しの強い感じ、アメリカでうまくやっていけるかも。そしてアメリカ人と将来結婚するのかも。と私は想像を膨らませました。

20歳の日本人の女の子を助けているという事実に、夫もまんざらでもない様子で真剣に英文を添削している。
これはなかなか良いwin-winの関係ではないか。

相手の心をくすぐる一言を添える

すべての英文を添削し終わった時、結局夫は休みを1日使ったことに気がつきました。その後彼女は、とても感謝し、素晴らしいレビューとともにこんな文章を添えてくれました。

『添削後、私のつたない英文がとても滑らかで、こんな風に書けるようになりたいなと思いました。添削・解説も丁寧でわかりやすかったです。メールでも、お二人の暖かいお人柄がうかがわれ、ほっこりした気持ちになり、私も頑張れました。またぜひよろしくお願いいたします!』

本文はこれ以上に長いもので、私たちは何とも嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

「人を助けるって良いものだね!」そんな気分になった私に夫は、

「さあね。彼女のずる賢さに踊らされたのかもしれないよ。」と言い、さらに

「にしてもなんで”アメリカ”かね。」と残念そうに嫌味を言いました。

確かに。イギリスならどこかで会えたかもしれません。私がそれを彼女に伝えると、イギリスにも必ず在学中には行きたいとのこと。いずれ会えると良いなと私も思いました。

感謝しているということを伝えるだけでなく、お願いした人のことを褒めてくれる一言が添えられていて、どれだけ助かったか、ということがきちんと伝わってくる。
そうするだけで、お願いを受けた方は、大変だったことなど何でもなくなるのです。

大切なのは、その人にとって『心をくすぐるような一言』を添えること。
それが相手にとって嬉しいことであれば、なおさら効果があります。

最後に

人にお願いごとをする時には、どうすればこの思いが伝わるか、ということが一番大切です。

完璧な言葉を選ぶ必要も、特別なスキルも必要ありません。

「相手に伝えたい」「お願いを叶えてほしい」という熱意、当然心の底からお願いする必要があります。

お願い事を叶えてもらうための究極のスキルは、相手が「そのお願いを叶えてあげたい!」と思ってもらえるかどうかです。

想いは人の心を動かし、行動へと導きます。お願いしたいことがある場合は、『真剣にお願いする』。
その一言に尽きるのかもしれません。

 

この記事を書いた人

KANA
KANAフリーランスライター
イギリス在住のフリーランスライター。イギリス・ブライトンで1年半の留学を経てイギリス人と結婚。現在はケント州在住。美容記事、海外生活記事などを執筆中。

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