イギリスの超人気テレビ番組『BAKE OFF』流!もっとお菓子作りを楽しもう

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こんにちは。イギリス在住ライターのKANAです。イギリスでは、人気テレビ番組『BAKE OFF』が先日最終回を迎えました。お菓子作りがとても身近なイギリスでは知らない人はいない国民的人気番組。そんなBAKE OFF流に、もっとお菓子作りを楽しんでみましょう。

1480万人のイギリス人が視聴した最終回

イギリスには、長い間続いている人気テレビ番組がたくさんあります。有名なものでは『X-FACTOR』というオーディション番組。ワンダイレクションやスーザンボイル、リトルミックスなどが発掘された番組です。彼らも最初は一般人としてX-FACTORに出たのですね。

そんなイギリスの人気テレビ番組のひとつ、『BAKE OFF』(ベイク オフ)について今日はご紹介いたします。BAKE OFFは、アマチュアのBAKER(ベイカー)、焼き菓子作りが趣味の人たちの壮絶な戦いを記録したテレビ番組です。
ベイカーたちはすべて一般の人です。正式名は『THE GREAT BRITISH  BAKE OFF』で通称GBBO。
私は その面白さに、毎週テレビに釘付けになって観ていました。この番組では、プロの焼き菓子専門家Maryと Paulが審査員となり、毎回お題となる焼き菓子を提案。候補者たちは制限時間内にお題の焼き菓子を作ります。司会の女性コメディアン2人組が、ジョークを織り交ぜながら進行します。

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そんなBAKE OFFはいよいよ先日ファイナルを迎え、2016年の優勝者が決まりました。ピーク時には1480万人ものイギリス人が視聴した最終決戦は興奮の接戦となりました。 優勝者は女性で、しかも美人!次の日のニュースには彼女が何度も登場していました。

BBC One-The Great British Bake Off

http://www.bbc.co.uk/programmes/b013pqnm

レシピにとらわれないオリジナリティー溢れるお菓子

お菓子作りをする時、レシピというのは重要です。けれど、その中に自分らしい工夫を加えることで、さらに魅力的なスイーツになります。BAKE OFFの出演者たちは、他の候補者と差をつけるため、ちょっと変わったスパイスを取り入れたりアレンジを加えて工夫します。

「このレシピはおばあちゃんから教わったもの」

「このケーキは子供達のために毎週末作ってる」

「中にちょっとしたサプライズにチェリーを入れるわ」

ベイカーたちはそれぞれそのお菓子に込められた思いや、そこに思い浮かべる大切な人の話をします。家族のためにお菓子を作るというのは、温かい幸せな家庭の象徴のようなもの。

ある時一人の候補者が、ロールケーキに抹茶パウダーを入れていました。日本人の私は「おなじみの抹茶ロール!」と興奮しましたが、審査員のMaryに、

「草の味がするわ。全然好きじゃない。」

と一刀両断されていました。イギリス人のお口には合わなかったようで。BAKE OFFでは、あくまで審査員のMaryと Paulに認められるお菓子であること 、伝統的な美味しさを保ちながら新しさを加えることが必要なのです。

BAKE OFFのように、 レシピにとらわれずにオリジナリティーを出してみることで、新しい発見があるかもしれません。シナモンやカルダモン、クミンやオレガノなどのハーブ類は、焼き菓子に入れることでさらに芳醇な香りを引き立たせます。

思い出を焼き菓子に込めて表現する

イギリスには、ジンジャーブレッドというビスケットのような焼き菓子があるのですが、BAKE OFFで『ジンジャーブレッドを使ってあなたの思い出を表現しなさい』というお題がありました。ビスケットを大きく作り、アイシングやマジパンなどの砂糖菓子を使って、それぞれ思い出を表現するのです。
最終的に優勝したキャンディスという候補者は、パブを経営していた両親との思い出を表現するため『ビールでベタベタになった床』を飴細工を使って表現。パブの模型と家族の人形、ビリヤード台などをビスケットで製作していました。

思い出をお菓子で表現するのはとても難しいと思いますが、なかなか面白いプロジェクトだと思いませんか?
お菓子の家のようなイメージで、チョコレートや市販のお菓子を使って作品を作るのも楽しいはず 。『食べられる自由研究』のような感じで作ってみたいですね。

お菓子作りは心を穏やかにさせてくれる

イギリスでは、オーブンを使った料理が非常に多く、 焼き菓子作りはとても身近なものです。簡単なショートブレッドやパイなら男の人でも作ります。

イギリス人の男性は、お菓子を食べるのが基本的に好きですが、作る人も多いです。ちなみに私の夫はイギリスのデザート、アップルクランブルを作るのが得意です。

「これ作ったから良かったら食べて」とおじさんが職場にレモンケーキを持ってくる、なんてこともあります。もちろん美味しく出来ています。別におじさんはゲイではありません。日本のおじさんでは、ちょっと考えにくいでしょうか。

お菓子作りをすると、オーブンから漂ってくる匂いやワクワク感、ほっこりした気持ちで、気がつくと癒されています。忙しい毎日の中でも、ふと思いついて焼き菓子を作ることで、ストレス解消やリラックス効果があると思います。
誰かにプレゼントしても良いし、自分のため、家族のために作っても。そんな時は自分なりにアレンジしてみるとより楽しいですね!

作ってみよう!イギリス流ビスケット

実際にBAKE OFFのベイカーが作ったビスケットのレシピです。イギリス人はオレンジとチョコレートの組み合わせが非常に好きです。

チョコレートとオレンジのビスケット

材料

・ダークチョコレート 150g

・無塩バター     250g

・グラニュー糖    250g

・卵         2個

・薄力粉       750g

・ベーキングパウダー   5g

・オレンジ      2個

 

1、オーブンを170度に予熱する。

2、ダークチョコレートをフードプロセッサーかナイフで細かく砕く。

3、室温にした柔らかいバターに砂糖を混ぜる。卵も割り入れる。

4、オレンジの皮を削って加える。

5、薄力粉・ベーキングパウダーを加える。硬さを見ながらオレンジを絞ったジュースを加える。刻んだチョコレートも入れる。

6、打ち粉をした平な場所で生地を綿棒で5mmほどの厚さに伸ばし、好きな型抜きで抜く。

7、オーブンで15分から20分くらい焼く。

8、アイシングで飾り付けをしても!

 

最後に

人気番組BAKE OFFのようなイギリス流のお菓子作りを、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。作っている間の良い香り、出来上がった時の嬉しさは、日々の疲れを癒し、リラックスさせてくれると思います。
作ったお菓子は、家族や恋人、友達や職場の人と一緒に、ゆっくりとお茶を飲みながらいただきましょう。
きっと温かく幸せな時間を過ごすことができます。

 

この記事を書いた人

KANA
KANAフリーランスライター
イギリス在住のフリーランスライター。イギリス・ブライトンで1年半の留学を経てイギリス人と結婚。現在はケント州在住。美容記事、海外生活記事などを執筆中。

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